なんでもかんでも親の言うことをきかずにちょっとは自分で考えなよ、そう思うことはあると思います。分かりますその気持ち。
親は学校の先生があれしろこれしろ、と言いすぎている側面があることは否定できませんが、それでもちょっとはいちいち親に聞かずに考えてよ、と思ってしまいますよね。
大人の社会でも指示待ち人間は、良しとされなくなり始めています。言われるのを待ち言われたことをこなすのではなく、自分でどう考えるかということが大切なわけです。
そこで、本ページでは、子どもが自分で考えるようになれるコツを紹介したいと思います。
命令しすぎの社会
減点主義の日本では、あれしろこれしろ、と子どもに事細かく命令しがちです。その命令に従わなければ怒られるので、自然と指示を待ちその通りに動こうとしてしまいがちです。我をつらぬく子よりは、怒られる回数はぐっと減るでしょうね。
一見、聞き分けのよい子のように見えても、周りに親や先生がいなくなると、とたんに指示する人がいなくなるので、困ってしまいかねません。
昔のように、命令しすぎなのは時代に合わなくなってきています。
子どもの中にあるもの
子どもの中には常に自分なりの答えや意見があります。それを押し殺して社会のルールに従わしたり、親のストレスを減らすように行動させる(言うことをきかす)よりも、内なる声を引き出してあげるのが、親のつとめです。
例えば、今からお外を走りに行こう、と誘ったときに、イヤと答えることはあるでしょう。それは子どもの心の中に、何かしたいことがあるけど、走ることではない、という時にイヤって答えているのです。
見えないけれど心にある物を、親の指示通り行動させ続ければ押し殺すことが上手な子どもに成長しますが、引き出して活かしてあげれば、自分で考えられる子どもに育つ可能性が高まってきます。
では、どうれば子どもの心にあるものを活かせるのでしょうか。
どうしたい?と聞く
子どもの中にも小さいけれど器があって、自分なりの物がぎっしりとあります。何かを与えられるばかりでなく、自分なりの答えを出せるのです。なんでもかんでも親が決めて、答えを教えるだけでなく、積極的にその子なりの答えを引き出してあげてください。
子どもが、これをしたいと言ってきたらなるべく聞いてあげましょう。また、言ってくるのをただ待つだけではなく、親から聞いて引き出すことを行ってください。
てっとり早いのは、どうしたい?、と聞くことです。今から何したらいい?と聞いてきたら、どうしたい?と聞いてあげてください。ここに昔の本があるよと言ってきたら、その本どうしたい?と聞いてあげてください。どうしたい?と投げかける機会はいっぱいあります。
お休みの日に、どこか行きたい?何したい?と聞いてその日のプランを一緒に考えるのも良いでしょう。
お友達に一緒に遊ぼうと誘われたけどその時間は親と一緒に買い物にいく先約があって困っているときなんかには、どうしたい?と聞いてあげてください。決して先にお買い物に行ってから遊びに行ったらなんて親から言わない事です。まずは聞き出すのです。
まとめ
本ブログで紹介する97番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「どうしたい?と聞いて持っている物を引き出だそう」です。
子どもの中には答えがあって、それを押し殺すトレーニングをさせるではなく、引き出し続けるのが親の役割だと説明しました。
どうしたい?と聞いて持っている物を引き出だそうとすることで、子どもが自分で考えて決められるようになっていくことでしょう。いちいち親の言うことを待つということも減っていくことでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿