子どもが何かに失敗した時にすぐにあきらめるのではなくもう少し工夫したらうまくいきそうなのだから頑張ればよいのに、と思う気持ち、よく分かります。
大人だって初めてのことはうまく行かないことも多いのですから、子どもが最初からうまくいくことのほうが少ないのはむしろ自然なことでしょう。
さて、これから子どもたちが生きている世界では、私たち親世代と違い正解らしきものはドンドン減っていくでしょうから、まさに試行錯誤を繰り返していくことが求められてくるでしょうから、ちょっとやそっとで諦めるクセが子どもについているとあまりよろしくありません。
そこで本ページでは、失敗した時に自分で考えて工夫する習慣をつけられる方法を紹介します。
最初からうまくいかない
子どもを見ていると最初からそつなくこなせるものもあれば、何度やってもなかなかうまくいかないものもあります。それは子どもたちそれぞれで違います。
ただ、最初からなんでも上手にこなす子はそうはいないのではないのでしょうか。これは普通のことだと思われます。
ただ、だからと言ってその子ができそうなことだけさせていくと、失敗は回避できるかもしれませんが、非認知能力を伸ばすという視点でにたつとあまりお勧めできません。
答えのない世界に
よく言われていることですが、これから私たちの子どもたちが生きていく社会はAIの進化が急速に進みますし、どこかにある答えを見つけてくればよいという時代は終わり答えは自分たちで作っていかなければならなくなるでしょう。
これは、効率性や生産性だけでは生きていけないということです。うまくいかないことのほうが多くて、諦めずに試行錯誤して苦労を乗り越えていくスキルがますます求めらていくのではないでしょうか。
子どもが小さいうちから、ちょっとやそっとの失敗を失敗とは思わず工夫して、目の前の小さい壁を乗り越えられるようになる習慣づけが大切になってきます。ではどのように親が働きかければよいのでしょうか。
寄り添ってサポート
ライオンの教育のように崖から子どもをつきおとす、みたいな荒業は有効なのかもしれませんが、本ページでは推奨しません。。。
困ったとき、壁にぶつかったとき、うまくいかないときに何とかしたい、そう子どもが思っているなら、どうすれば前進できるか一緒に考えてあげてください。大人のほうが経験値があるので、つい答えを教えてあげたくなりますが、そこはぐっと我慢してください。
子どもが考えることをサポートすることに徹するのです。親が思う答えに誘導するのではなく、いまいちなものであっても、自分で答えを出すことが大切なのです。たとえその答えが正解に近い物でなくてもよいのです。経験を重ねていくことで精度はあがってくるはずです。
失敗してイライラしているときに、静かにしなさいとピシッというのではなく、家事の手をとめて子どもの横にいき一緒に目の前の小さな壁を越えてあげてください。何度も何度も一緒にです。
失敗する機会は日常にあふれています。なわとびがうまく行かない。アスレチックが上手にできない。知育おもちゃで上手に遊べない。いっぱいありますよ。
まとめ
本ブログで紹介する91番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「解決策は一緒に考える」です。
これからの時代うまくいかないことは当たり前で、諦めずにリトライできることの重要性から日常の失敗に一緒に親がよりそい解決策を考えるサポートすることを説明しました。
解決策は一緒に考えることで、子供たちは進んで考えるようになってくるでしょう。感情に負けてイライラをぶつけてくることは減ってくるかもしれません。それはストレスを乗り越える力がついてきているのかもしれません。
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