もっと子供を上手に褒めたいけど、いつも表面的になってしまうのでなんとかしたい。分かりますその気持ち。
子どもの非認知能力を伸ばすためには減点主義でしつけるだけでなく、褒めることの大切さが高らかに叫ばれているので、なるべく褒めるようにしている人も多いと思います。
でも、つい上手だね、優しいね、よくできたね、と褒めること言葉が単純なものがほとんど、という人も多いかもしれません。
そこで、本ページでは、子どもの自己肯定感をより高める効果のある褒め方を紹介します。本ページ読了後すぐに取り入れられますよ。
減点主義は疲れる
子どもが小さいうちは、褒めることの方が多くても幼稚園に行き始めたり小学生になってくると、あれしろこれしろ、あれダメこれダメ、どうしてそんなことしたの、ちゃんとしなさい、と子どもの心がキュッとなるようなことを言うことが増えてきます。
特に、日本は加点主義ではなく、減点主義ですから、出来ていることよりも出来ていないことに目を向け、できていないことを減らそうとします。
これは、子どもの非認知能力を鍛えるという立場からすると、まったくお勧めできません。日本人が自己肯定感が低い原因の一つかもしれません。
褒め方にはコツがある
結果をほめるより過程をほめたほうが、粘り強い子どもに育つといわれています。例えばテストで良い点をとったときにだけ、よくやったわね、頑張ったねと褒めるのではなく、点数がどうであれ、苦手科目だけど疲れているのにテスト勉強頑張ったね、と褒める方が良いということです。
過程をつぶさに見て、子どもが工夫したところや過程のなかで頑張っていたところをちゃんと褒めてあげることが大切になります。そんなときにちょっとしたコツがあります。それは、その子の強みに着目して褒めてあげるというものです。
強みとはその子の軸になりえるので、あなたの強みはこれだよ、と伝えるのではなく褒める中でそっと伝えることで、褒められた喜びは増えそうです。
自分の子どもに強みがあるのかしら、そもそも強みは何かわからない、ということもあるかもしれませんが、それは別の記事で紹介していますので参考にしてください。
金言~その83 強みは得意なことじゃない
強みをおりまぜ褒める方法
人間性とは、本能以外の人の内面のことで、優しさや共感といったことです。ぜひ子どもの内面をほめてあげてください。ただ単に優しいね、そんなことが言えるなんて素敵だね、といった表面的なことだけでなく、強みを引用し、ほめてあげてください。
例えば、細かいことができる強みがあるなら、単に優しいねという言うのではなく、丁寧に寄りそってあげられて優しいね、と褒めてあげてください。
子どもの強みが分かり、その強みを言葉にして褒めるときに添えていくことは最初はうまくいかないこともありますが、繰り返していくうちに自然とできるようになってきますのでご安心ください。
単に頑張ったね、と褒めるよりもぐっと深みをみたせて褒めることができますね。
まとめ
本ブログで紹介する95番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「強みをとおして人間性を褒めてみる」です。
褒めるときにその子の強みにふれることで、褒め方に深みができることを説明しました。
強みをとおして人間性を褒めてみることで、少しづつ子どもに自信がついてくるでしょう。また、自分の強みを認識しはじめるようになるかもしれません。自信が心の中で大きくなってきた子どもは誇らしいものです。
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