最近は子どもの非認知能力が注目されていますが、親はあえてほっとくことで非認知能力が伸びますと、という意見があります。
理想的にはそう思いますが、現代社会を生きているなら、ほったらかしで非認知能力が伸びることは、まずないと言えると思います。
本ページでは、子どもの非認知能力を伸ばしたいなら親が積極的に働きかける必要がある理由を説明します。
非認知能力は暗記力とは違う
学校教育は、今も、暗記型の教育が中心です。知識を覚えて、問題の解き方を覚えて、テストで良い点数をとることの繰り返しです。唯一ある正解を覚え、それ以外は誤りだと学びます。これは認知能力と言われています。
一方、非認知能力は創造力、想像力、自己肯定感、やり抜く力、共感力などのことで、暗記をして習得できるものでは全くありませんし、テストで点数化して評価するものでもありません。
AIが当たり前になるこれからの時代を生きる子どもたちには、まさにこの非認知能力こそが大切だと言われているのです。なんとなくその理由も分かりますね。
ルールに囲まれすぎている
子どもは自然と成長したり学習したりしようとしているので、その意思に任せていれば、非認知能力は勝手に伸びていくという話も聞きます。親としてはありがたいですね、楽ですし。
でも、よくよく子どもの今の生活を思い出してください。自由に好きなように生活していますか。のびのびと生活していますか。そんなことないと思います。
あれしなさいこれしない、時間よ、宿題したの、部屋を片付けたの、おやつはもう食べたからダメ、ゴロゴロしないの、いつまでゲームをしているの、と何度も口にしていませんか。
お子さんは、社会の型のようなものに押し込まれながら生活していませんか。公立の学校にいけばますますその傾向は強いでしょう。そんな環境の中で、ほっとけば自己肯定感が高くなるでしょうか。
現実的に、私はとてもそのようには思いません。
親が変わる
何を隠そう私たち親世代は、認知能力の教育を受けてきて、正解は一つ、皆一緒が素晴らしい、といったことが体に染みついていますから、子どもの非認知能力を伸ばしたいなら、親のマインドをガラッとは無理でも少しづつ変えていく努力は続けるべきです。
日本人が自己肯定感が低いのを社会のせい、学校のせい、と誰かのせいにしないでください。実際そうだったとしても他人任せでは、たぶんお子さんが大きくなったときも、相変わらず日本人の自己肯定感は低いままかもしれません。
だから、親ががんばって、子どもの非認知能力を伸ばすよう努力するのです。
本ブログでは、毎日取り組める簡単な方法をご紹介していますので、出来そうなものから毎日の生活に取り入れていってみてください。
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