学校の勉強をすごく頑張っているのは良いけど、それだけじゃ生きる力不足になると聞いて、少し不安になっている。わかりますそのお気持ち。
問題を誰よりも早く正確に解くよりも、問題を見つける力のほうがきっと意味がある時代になってきますよ。そんな時代の中、暗記ばかりさせていては子どもの将来が心配になるのはもっともです。
じゃあ暗記型の勉強以外に何が必要かというと、一つは発想できることです。そうは言われても子どもの発想力をどうトレーニングしていけばよいかよく分からないと思います。
そこで本ページでは、どうすれば子どもが発想する時間をつくれるのか、そのコツを紹介いたします。
暗記社会の弊害
いまだに暗記型の教育が幅をきかせている、同質を求める教育が幅をきかせていることに危機感を感じている人は多いかもしれません。
例えばこういう問題があります。りんご、みかん、ボールがあります。仲間外れは何でしょうか?
答えはボールですね。でもよく考えてください。何が仲間外れなのでしょうか?仲間外れという言葉自体がナンセンスです。ボールはボールで良さがありますよ。マイノリティーだからダメなのでしょうか。また、もしボールが黄色なら答えは変わるのでしょうか。実はりんごはよくできた作り物だとしたら、答えは変わるのでしょうか。
暗記型教育は唯一解を覚え、それ以外は間違いだと学習するのです。上の例でいえば、仲間外れと言う言葉はナンセンスすぎますが、立場や見方しだいで答えはいくつもありそうです。これが今の時代の答え方のはずです。
答えを覚えるのではなく、自分なりの視点や答えや考えを持つオリジナリティのほうがはるかに重要です。
すぐにアイデアマンにはなれない
世の中にはアイデアを出すためのテクニックは色々と公開されています。本も出ています。ツールとして知っていて損はないですが、まだ子どもが小さいなら、オリジナリティを持つうえで上辺のテクニックを覚え込むより、大切なことがあります。
それは自然と発想できる環境を生活の中に親が作ってあげることです。
ではどうすれば子どもが自然と発想できるようになれるのでしょうか。それにはまず脳の仕組みを知る必要があります。
ぼーっとする
デフォルトモードネットワークという言葉を聞いたことがありますでしょうか。これは、ぼーっとしえいるときに活性化する脳の機能なのです。
え?ぼーっとしているときって脳は休んでいるんじゃないの、と思われていたかもしれませんが、そうではないのだそうです。確かにずっと動いていた脳の機能はクールダウンするかもしれませんが、今度は今まであまり活動していなかった部分が活性化するそうです。
このデフォルトモードネットワークが機能することは創造力や想像力に良いのではと言われています。例えばお風呂にはいっているとき、散歩しているときに、ふっと何かがひらめいた経験ありませんか。そういうことです。
勉強しているときも、遊んでいるときも、歩いているときも、ぼーっとしているときも、勿論寝ているときも脳は活動をしています。働いてる部分がちがうだけです。ぼーっとしている時のほうが色々なアイデアが生まれやすいそうです。
脳の様々な部分を活性化させるためにも、現代人よろしくToDoをこなす毎日にはさせないほうが良いでしょう。暇な時間も子どもには必要なのです。何もすることがない暇な時間をつくる、これを親は心上げてください。
まとめ
本ブログで紹介する93番目の非認知能力を伸ばす子育ての金言は「忙しくなくとも子供の脳はせっせと働いてる」です。
子どもの発想力を伸ばしていくためには、あえて暇な時間をつくってあげましょうと説明いたしました。
忙しくなくとも子供の脳はせっせと働いてると知ることで、あれしろ、これしろという毎日が少し穏やかになることでしょう。子どもの時間に隙間があるほうが、子どもの成長には良いのですから。気が楽にもなりますね。
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