最近うちの子はちょっとやそっとじゃ喜ばない。何かを買ってもらったときとかゲームをクリアした時とかしか喜ばない。子どもなんだからもっと色々喜んだらいいのに、と思ってしまう。分かりますその気持ち。
大人でもそうかもしれません。月曜日から金曜日は全然楽しくないけど土日にお金を使うときが楽しい、と思っている方は多いかもしれません。日常の中で風がほほにあたったときに喜びを感じることはまずないでしょう。
最近は、知識や仕組み、方法論を覚えることが重視されていますが、赤ちゃんだけでなく、子どもが大きくなっていってもまず自分で感じることから何事も始まるので、感じること五感をとおして感じることは、どうでもよいことではないはずです。
本ページでは、脳みそがどんどん求める興奮だけに喜びを感じるのではなく、身の回りにあるにも関わらず見落としている小さな喜びを感じられるコツを紹介します。
子どもの非認知能力を伸ばすためには、感じるという感覚を大切にしてあげてください。
楽しいが増えない
スーパーのお菓子コーナーに行って好きなお菓子を選んでいいよと子どもに言うと、すごい笑顔でお菓子を選んでいたのに、最近は笑顔がなくお菓子を選ぶようになっている、というようなことはありませんか。
大人もそうだと思いますが、脳は欲張りなので、一度体験した興奮をもう一度体験しても最初味わった興奮はありません。もっともっと強い刺激を求めます。例えば上のお菓子の例でいうと、1個だけ許していたのを、今日は特別に3個買っても良いよ、と言うと俄然脳は刺激され、喜びが増えていきます。
でも、そんなこと限界はあるので、いずれ経験済みのことばかりで、喜びが増えていきません。
喜ぶ感度を上げるために
道端に咲いている花をみて綺麗だな、と思えるようになると小さいけれど日常にたくさんある喜びを感じることはできます。でもそんなことって、現代生活から距離を置いている人じゃないと無理なんじゃないのかと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
ハイキングをしていると様々な音が聞こえてきます。小鳥の鳴く音、遠くから聞こえるせせらぎの音、落ち葉を踏む音、これらの音を美しいと感じても、学校のテストの点数をあげる効果はほぼありませんから、軽視されがちです。でもこういう感性を軽視していてはいけません。
まだまだ子どもの感性は豊かですから、感性を大事にすることこそ、身近にあふれる小さな喜びを感じる近道なのだと知ってください。
感覚を大事にする
五感をおそろかにせずに、見る感覚、触る感覚、聞く感覚等を大事にしてあげてください。できればいつも感じる感覚としてはだいたい同じになってしまう、人工物のなかで時間を過ごすのではなく、自然の中ですごす時間を増やしてあげましょう。
そして、感じることにスポットライトをあてて、親子で会話をして感じているということを意識させるようにしてあげましょう。
まとめ
本ブログで紹介する88番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「小さな喜びを味わう」です。
学校のテストに関係がないことでも、自分の五感を大事にすると身の回りにあるささやかな喜びを感じられるようになることを説明しました。
小さな喜びを味わうことで、身近な変化に目を向けられるようになります。感性がするどくなっていくかもしれません。人の感情の変化にも気づきやすくなるかもしれません。気づくことで言われなくても行動につながるかもしれません。
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