最初から器用にできたけど、最近楽しくなさそう、なんでだろうと思っている。そのモヤモヤした気持ち分かります。
子どもが小さいうちは初めてやることだらけですが、特に教えたわけではありませんが、中には他の子よりも上手だったりするものもあります。例えば、かけっこが他のお友達よりも明らかに早いといってようなことです。
非認知能力を鍛えるためには子どもの強みを伸ばしたほうがよいと思われているなら、最初からなんとなくできていたことは、本当に子どもの強みなのかじっくり観察する必要がります。
本ページでは、強みとはいったい何かについて説明し、日々の生活の中でできる、子どもの強みの発見の仕方はを紹介します。
上手なことは好きなこととは限らない
この子運動能力が高そうだし、ボール遊びは大概こなせるし、アスレチックもまずまずできる、走るのも早い。きっと体を動かすことが楽しいはずで好きなんだろうな。
親ならそう思うのは普通でしょうが、必ずしもそうではないようです。
水泳や体操を習わせたり、アスレチックに連れていってもそんなに子どものテンションが上がらないなら、おそらく得意だけどそれほど好きではない、のだと思います。
強みに含まれる3つのポイント
たいがい子どもが好きなことには、子どもの強みが活かされることが多いようです。
強みとは決して得意なことだったり、最初から器用にこなせることではありません。強みには次の3つの要素が含まれるようです。
一つは、子ども自らやろうとし熱中していること、です。熱意があるともいえます。
二つは、自発的に、頻繁に行なっているもの、です。
三つは、得意であることです。
これは、他人と比べてということではないのでご注意下さい。あくまで子どもの中でどうかということです。
この三つが揃ってるものを、子どもの強みといいます。
強みを見つけよう
子どもから僕の強みはこうだよ、と教えてくれることはありません。何かチェックシートを答えて分かることもありません。
しっかり親が観察する事が大切ですが、この子には強みがある、という目で観察することがなにより重要です。強みはあるないではなく、大きい小さいなんですよ。
コツは得意か不得意に目が行きがちですが、まずは、自分から頻繁にやっていることが何か目を向けてみましょう。まずはそこからはじめて、集中度合いやその子にとって他のことよりも得意なものなのかを見つめます。
粒度も気をつけてください。絵を描くことが強みではなく、細かい作業をすることや、たくさんの色を操ることが強みだということもあります。子どもの様々な活動を総合的に観察しましょう。
子どもの非認知能力を伸ばすために子どもの強みを知ることは、すごく大切なことです。強みを伸ばすことは本人のやる気などに直結しますから。
まとめ
本ブログで紹介する非認知能力を伸ばす83番目の育児の金言は「強みは得意なことじゃない」です。
上手なことが強みではなく、熱意があり頻繁にも行っていることが強みであり、強みが活かされていると幸福度があがると説明しました。
強みは得意なことじゃないと知ることで、子どもの長所を見誤るリスクは小さくなることでしょう。良かれと思って子どもにやらせていることや機会を作ってあげても、子どもが望まないものであればすれ違いがドンドン大きくなるものです。
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