うちの子は欲しいものがあるとすぐ駄々をこねるのに、普段はいつも親の顔ばかり伺っていて心配になる。その心配かげんよく分かります。
どうしたらいい?何したらいい?と何度も何度も聞いてくるのではなく、ちょっとは自分で考えなさいよ、とつい感情的になってしまうかもしれません。
でもどうしたら、小さいときから自分で考える子に育ってくれるのでしょうか。本ページでは普段から気軽に取り組める、決断する力を伸ばす育児のコツを紹介します。
優柔不断なのは子どものせいじゃない
優柔不断な大人がいるように、優柔不断な子どももいます。お菓子コーナーに行ってこっちとあっちどっちが良い?という質問に、いったんは答えたけども、しばらく時間がたつとやっぱり答えを変えたいと言ったりする。
たくさんの種類があるケーキ屋さんにいっても、どのケーキにしようか決めるのにすごい時間がかかってしまう。
これは、その子が甘えん坊さんでしっかりしていないのではなく、自分で決める習慣がないのかもしれません。
決断って練習
自分が納得をもって決められる、決断できるようになるには、日々決断する機会を親が作っていく必要があります。決断というと、ここぞという場面で行うことのようなイメージがあるかもしれませんが、日常に普通にいっぱいあふれています。例えば、縁があってこのページを読んでいただいているのも、このページを読もうと決断してくれたからこそです。
特に非認知能力を鍛えていくためには、暗記することや暗記したことを応用するスキルよりも、自分なりに考え決めることのほうが大切です。その決断が多数派なのか違うのかは大したことではありません。自分らしく判断できていればよいのです。
身近にある機会
子どもが小さいうちから判断力や決断力を鍛える機会は、何もお菓子を買うときだけではありません。今日着ていくお洋服を選ぶときもそうですし、少し暇な時間ができたときに何して遊ぼうかと思ったとき、お散歩にいって右にいくかまっすぐ行くか、そういったことでも良いのです。
親が勝手に決めてこれね、と子どもに言うのではなく、都度都度、どれがいい?どうしたい?って聞いてあげてください。最初は答えるまでに時間がかかってイライラしていてもぐっとこらえて繰り返し聞いてあげてください。自分で決めさせる経験を一つ一つ積んでいくことができます。
まとめ
本ブログで紹介する78番目の育児の金言は「どうしたいか聞いて決めさす」です。
自分で考えて決めることは、暗記したことを思い出すこととは全く違います。暗記には練習が必要なように、自分で決断できるようになるにも練習が必要で、練習する機会は日常のあちこちにあることを説明しました。
そんな身近な機会をとらえ親が丁寧に働きかけることで、立派な訓練になります。
どうしたいか子どもに聞いて決めさせることで、自分で考えて行動するようになっていくことでしょう。ずっと指示を待つことも減るでしょうし、親のイライラも減っていくことでしょう。
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