子どもの非認知能力をあげたい。でもいまいちどうやって上げていけばいいか分からない。よく分かります。学校のテストのように成果がすぐ見えませんから、とまどうのも当然です。
本ページでは、子どもから学びたい、というサインの一つである、どうして?なぜ?と聞かれたときに、子どもの学びを深める育児のコツを紹介します。少し面倒に感じても、実行する効果は絶大です。
ナゼナゼ期だけではない
子どもの成長に従って、イヤイヤ期やナゼナゼ期と呼ばれる時期がきます。毎日毎時間毎分子どもと向き合っている親からしたら、子どもの成長を感じ喜ぶ余裕はあまりありません。
また、どうして?また、なぜ?いったい何回聞いてくるのよ、とヘトヘトになりがちです。親のヘトヘト期になりかねません。もちろん、イヤイヤ期がすぎても子どもは色々なことに疑問を感じますから、どうして?なぜ?と聞いてくることはあります。
子どもから学びを求めるサインはそれほど多くありませんから、この機会はとっても大切なのです。
学びとは?
どうやって象はごはん食べるの?例えば、こんなことを聞いてきたとします。長いお鼻を使って食べるんだよ、とその場でこたえるのも良いでしょう。これは単に知識を伝えるやり方です。
今の時代、スマホやタブレットで象がご飯を食べている動画を見せても良いでしょう。言葉で伝えるよりかは遥かに得られる情報は多いですが、やはり知識量が増えるだけです。
忘れないでください。私たちは、学校のテストで良い点数をとったり博学な子どもになってほしいのではなく、非認知能力が高い子どもになってほしかったはずです。ついつい、知識を授けてしまいがちですが、非認知能力を鍛えるためには、実際に動物園に行って象がご飯を食べる所を一緒に見てください。
現地体験で見えること
引き続き、象の例を続けましょう。動物園で実際に食事をするところはどんな感じなのでしょうか。のっしのっしとご飯のほうに歩いてくる象、檻の前ではぷーんと臭いがしています。想像以上に早い鼻の動きでご飯をまきとり口に運ぶ、たくさんの量を一度に食べる。こういったことを間近で見ることで、子どもたちは様々なことを感じることでしょう。想像してものと違うかもしれません。少し怖く感じるかもしれません。
どうだった?と親から質問すると、きっと鼻を使ってご飯を食べるんだね、という感想ではないでしょう。そんなことは当然分かったうえで、例えば、体が大きいからいっぱいご飯食べるんだえね、といった感想になると思います。
どうやって象はごはん食べるの?の質問に単に、知識として回答するしたよりも遥かに多い学び(知識以外も含めて)があることでしょう。
今回の育児の金言
本ブログで紹介する72番目の育児の金言は「なぜ?の答えは現地体験」です。
少し手間がかかり、面倒ではありますが、学びの量はとっても多いので、たまには子どもの疑問に答えるためにご家族で外出してあげてください。また質問?とウンザリする時間が子どもの学びの機会だとプラスに捉えられるようになると嬉しいですね。
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