学校のクラスやお友達と遊んでいるときに、どちらかといえば控えめで友達についていく感じなので、もっと自分の考えや意見を伝えたらいいのに、と思っている。分かりますその気持ち。
子どもの性格なのかもしれないけど、自分の思いや考えがあるのであれば、それをじっと黙って抱え込んでいても誰も分かってくれないんだから、どんどん発言していけばもっと楽しく遊べるのに、とそう思いがちです。
社交的な子どもとそうでない子どもがいますし、性格もあるでしょうが、どのような子であっても、大きくなるとみんなの前で発表したり意見をいったりする機会は減りますし、しようとも思えないのが日本の教育でしょう。友達のグループなら積極的に話す人も、クラスの中で積極的に発言している高校生のクラスってあまり想像つきませんよね。
本ページでは、どのような性格の子どもでも、論理的に自分の意見や考えをスムースに発言できるようになるために、ご家庭で簡単にできる方法を紹介します。
日本人の自己肯定感が低いのは、意見をぐっとこらえて自分を曲げてでも同調するところにも一因があるかもしれませんので、自分の意見を述べるスキルを身に着けるのは、非認知能力を伸ばすにも大切なことでしょう。
性格を変える必要はない
内弁慶という言葉があります。家にいたらすごい我をだすのに、一歩外に出たらすましていて、周りに自分をあわせてしまう。逆もありますね、外弁慶という言葉もあります。
これは、別にどちらが良いというものではありませんので、もっとお友達と一緒にいるときに、積極的に自分の考えや意見を言いなよ、と思っても、子どもの性格なのですから無理に変えようとてもいい結果はでませんから、そんなとこにパワーを割く必要はありません。
意見をする人は白い目で見られる日本
日本はまだまだ同調圧力がとても高いので、皆と違ったことを言わないようにする、ちょっとでも減点にならないようにする思考が働きやすいので、余計ないことはしないようになっていきがちです。
ですが、今やグローバル社会、皆と同じであることよりも、個性が重視されます。積極的に自分の意見を述べることが求めらえます。学校にいるうちはよくても社会にでるとそうはいきません。意見といってもSNS上だけではダメですよもちろん。
積極的に意見を言い合うような機会は、ぜひご家庭で作ってあげるべきでしょう。
いつでもできる発表会
子どもが自分の意見や考えを親に伝える機会はいくらでもあります。普段の食事のときもそうですし、旅行の計画をたてているとき、子どもが買って欲しい物があるとき、お絵かきや作品を制作したときなど、いくらでもあります。
自分の考えを分かりやすく説明することはとても大切です。考えを言葉だけで述べるのか、何かをつかって説明するのか、それは子どもの自由です。
場数をふむことが大事ですので、気軽に機会をつくってあげるとよいでしょう。
上手になるためのポイント
何点かうまくいくためのポイントがありますので紹介します。まずは、子どもが勝手に意見や考えをいうのを待つのではなく、親が積極手に子どもが意見を述べられる時間をつくってあげることです。
次に、単に聞くだけでなく、その理由等も聞いてあげます。
さらに、うっすら反論もしてみてください。自分の意見が絶対じゃない、色々な意見を知る機会にもなりますし、自分の意見をより強固にするすべを身に着けていくでしょう。
そして一番大切なのは、最後まで聞いてあげることです。
こういうことは訓練です。ご家庭から自分の意見をしっかり発言できる練習をつんでいきましょう。自分の意見や考えを分かりやすく伝えられるようになるのにこしたことありません。
まとめ
本ページで紹介する80番目の育児の金言は「自分の考えを表現する時間をとる」です。
お子さんの性格に関係なく、家で自分の意見や考えをしっかり伝えられる機会をいっぱい作ってあげて下さいと説明しました。
自分の考えを表現する時間をとることで、建設的に意見を言い合えるようになっていくかもしれません。親でも子どもがどう思っているか分からないこともありますが、しっかり考えや意見を口にしてくれる回数が増えて行けば、そんな気苦労も減るかもしれません。
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