子どもを見ていてどうしてやらないの、努力しないの、頑張らないのとつい思ってします。たまには口に出てしまう。その気持ちとっても分かります。
すごい頑張っていることもあるのに、やらないことは何度も何度も口を酸っぱくして言わないとやらない。でも、もしかしたらそれはお子さんが苦手なこと、苦手な分野なのかもしれません。この苦手なことを上手にできるようにするには、相当の時間と努力が必要です。
非認知能力を伸ばす視点からも苦手なことばかりさせることは、あまりお勧めできません。
苦手なことに対する付き合い方の育児のコツがあります。本ページでは、どうすれば子どもの苦手なことに向き合えばよいのか説明します。
オール5の弊害
小学校に入るとテストがあります。国語は得意だけど算数は苦手といったように得意不得意が出てくるのは普通のことです。ですが、一昔前の価値観ではテストで良い点数をとって良い学校にいくためには、国語も算数も良い点数をとる必要がありました。
良い学校に入るためには苦手な算数もさけては通れませんでした。
でも、これからの時代をちょっと想像してみて下さい。別に良い大学にいくことが子どもの未来の安泰の王道ではないでしょう。むしろ全体的にそこそこできる子よりも、何か1つでも際立ってできることがあるほうが良いとは思いませんか。
苦手なことはワクワクを下げる
親御さんもそうでしょう。例えばあまり家事が得意じゃない。特にお料理は苦手だとします。でも家族のために毎日がんばってご飯をつくってるけど、家族からは美味しくないとか、なんで冷凍食品が今日は多いの、とかぶつぶつ文句を言われたらどういう気持ちになりますか。
子どもも同じです。
誰でも苦手なことはあるのです。苦手なことは自分でも分かっています。わざわざその苦手と長い時間向き合いさせられていては、自己肯定感も未来のワクワクもどんどんそがれていってしまいます。
強みを伸ばせ
1日は平等に24時間しかありません。時間をどう使うかは実はけっこう大切なことです。例えば、お子さんは絵が好きで絵を描くのが大好きだけど、理科は苦手で興味もあまりない、とします。理科の点数はいつも悪い。そんなときに、理科の勉強に時間をたくさんさくのではなく、程ほどにして、むしろ絵画のほうの時間をつくってあげましょう。
同じ時間を使うなら、得意な分野を伸ばすことに時間をつかったほうが遥かに有効だということを理解してください。もっというとお子さんの強みが活きることに時間をさいてあげるようにしましょう。
弱みをいくら鍛えても人並みがせいぜいです。みんな同じが良いという時代ではありません。理科の点数がずっと悪い。別にいいじゃないですか。絵画という得意分野があるのですから。そういう風に考え方を変える必要があります。
まとめ
本ブログで紹介する77番目の金言は「どうしようもない、苦手な事を責めるのはやめる」です。
あなたがそうであるように、子どもにも得意なことや苦手なことがあります。親が得意なことが子どもも得意とは限りません。そういうことを知ったうえで、出来ないことや苦手なことばかりに焦点をあてるのはやめてあげてください。
どうしようもない、苦手な事を責めるのはやめることで、子どものマイナスばかり見ていてた時間がプラスなこと、良い事を見る時間に徐々になっていくことでしょう。マイナスを見ていてイライラしていた時間は減ることでしょう。
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