まだ子どもとはいえ、ちょっとうまく行かないことがあるとすぐに落ち込んじゃう。もうちょっとしっかりして欲しいと思う。分かりますその気持ち。
世の中自分の思い通りならないことなんてたくさんあるのだから、こんなことでいちいち落胆しないでよ、と思ってしまうことは、親心だと思います。だけでどもこれは場数を経験するよりも心の持ちようを変えることが大切かもしれません。
子どもの非認知能力を伸ばすという視点でいえば、うまくいかないことがあるのは当たり前で、そういったときに対処できる術を学ぶほうがミスをしないことよりも遥かに重要なことです。
本ページでは、辛いことがあっても深く落ち込まない、投げやりにならないためのコツを紹介します。
すぐ嫌になる
上手にできたときや頑張ったときに、褒められるとすごい喜ぶ半面、うまくいかないときにヒステリーを起こしたり、すぐに嫌になってしまい、その気持ち分からないでもないけど、そんなに怒らななくてもいいんじゃないのと思ってしまうこともあるでしょう。
さすがに大人はちょっとうまく行かなかったからといって感情的になることはあまりないかもしれませんが、でも良い気持ちにはなりませんよね。
嫌になってしまうこの気持ちもは、物事の捉え方を少し工夫するだけでだいぶと改善します。
結果主義よりも過程主義
すごい足が速い子がいたとします。100mはクラスで一番速い、リレーではその子のチームはいつも1位です。誰よりも足が速いことや1位をとれたことを褒められ続けていたとします。いつかその子より足が速い子が現れて2位になってしまい、褒められなくなる。
するとどうなると思いますか。その子の自尊心はドンドン小さくなっていってしまいます。1位だった自分がそこにはいなくなるからです。
一方、誰よりも足が速くはないけど、足が速くなりたくて自分なりに工夫したり一杯練習している子がいて、順位ではなく、頑張っていることを褒められていたとします。1位でも2位でもありませんが、自分より足が速いお友達が転校してきても、その子の自尊心が小さくなることはありません。
この例は、非認知能力を伸ばすという観点ではとても大切な所で、できるとかできないとかそういう結果に着目するのではなく、プロセスを注目してあげることがめちゃくちゃ重要なのです。
柔軟な心を
少し植物に例えてみましょう。ちょっとやそっとじゃビクともしな樹齢100年クラスのい太い幹ではなく、竹のように細くてもしなやかさを持ちましょう、ということです。強い風が吹き荒れても、ユラユラするかもしれないけど、決して折れない。
完璧無敵を目指すのではなく、辛い事、ダメだったことがあっても、うまく行かないことが続いても、深く落ち込まない心を持ちましょう、ということです。
具体的にはどういうことでしょうか。何か苦手なことがあっても、例えば勉強が苦手だったとして、自分はバカだし勉強なんてやっても意味ない、と思うのではなく、覚えるには他の人より少し時間がかかるだけ、と思えばよいのです。たったこれだけです。
例えば、球技がすごい苦手がったとしても、もうボール遊びなんてしたくないと、思うのではなく、他の人よりちょっとだけ多く練習が必要なだけ、と思えばよいのです。たったこれだけです。
もちろん最初は口で言えば、子どもがすぐにできるわけはありませんから、親がそういうように語り掛けてあげることが大切です。
まとめ
本ブログで紹介する87番目の非認知能力を伸ばす子育ての金言は「要は気持ち次第。柔軟な心の持ちようを」です。
できたできない、という結果に注目するのではなく、できなくても自分はちょっと苦手なだけと思えることが大切だと説明しました。
要は気持ち次第。柔軟な心の持ちようを持たせることで、すぐに諦めたり、どうせ自分にはできないし、といった投げやりの姿勢は徐々に減ってくることでしょう。どうしてちゃんとやらないの、グチグチ言う回数は減っていくかもしれません。
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