自己ベスト150段の5歳児が800段の階段を登り立木観音に参拝できた理由

2020年2月3日月曜日

子育て 創造力

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滋賀県には厄除けで有名なお寺があります。それは大津市にある「立木観音」というお寺です。このお寺のすごい所の一つに、参拝するためには800余りある階段を登り切らなければなりません。エレベーターもリフトもありません。本当に登るしかないのです。ある意味軽い登山です。ですから、本当にすごいご利益にあやかれそうです。

滋賀県に移住してから、このお寺に一度挑戦してみたかったので、ダメもとで子供も連れて行ってきた時のことを記事にします。上の子の今までに見たことがないくらいのチャレンジを中心に。

なんか小さい子供って階段を登りたがりませんか?下の2歳の子は、階段を見つければ登ろうとします。上の子も小さいときはそうでしたが、最近はもうその気持ちは薄れてしまっているようですが、以前知り合いのお家にお邪魔した時に、マンションの結構上の階に住んでいるのですが、エレベーターを使わずに、階段で行くと言い出したことがあり、一緒に登り切ったことがあります。それでも150段くらいだったと思います。子供はハアハア言いながら、休憩を何度もとって、登り切ったことがあります。もう2度と階段は使わない、って言ってましたが。



いざ尋常に

子どもには結構階段が続くお寺に行ってお参りしよう!!と言って連れ出しました。2歳になる下の子は抱っこヒモで抱っこしてたら寝ました。階段の入り口に着く前にです。パパは、2歳の子どもを抱っこしたまま昇り降り決定となりました。


さて、階段といってもマンションの階段のように画一的な階段ではありません。1段1段が高い所もあれば、ガタガタの所もあります。色んな顔をした階段があるのです。最初のうちは子どもも元気よく登っていましたが、すぐに、もう降りて家に帰る、と言い始めました。まだまだゴールが見えないかなり序盤の段階です。



階段はクネクネ道になっていて曲がる所には踊り場のような場所があって休憩することができます。20代と思われる人ですら、ハアハア言いながら休憩している人は結構いました。5歳なら当然休憩をバンバンとっていかないと駄目ですので、何度も休憩をはさんではいたのですが。





立木観音の階段を登るコツは、疲れる前にこの踊り場のようなところで恥ずかしがらずに休憩をはさむことです。いつまでたってもゴールは見えませんし、階段の勾配は急ですから、長期戦で臨むことです。気持ちで負けると疲れをどっと感じますから。


で、途中断念して帰ったのか

5歳になる子供をだっこして、ほぼ登山道の階段を登るのは、正直無理なので励まして鼓舞してみました。

家族のみんなを幸せにしない、鬼さんのような悪いモノから守ってくれる神様が、階段を登り切ったところにいるんだ。だから頑張ろう

すると、頑張る、と言い出したのです。子供の心の何かに火がついた瞬間でした。普段から神社でお祈りしているときにも、家族の健康とか幸せをお祈りしてくれる子なのと、鬼さんが特に大嫌いなので、うまくはまったのではないかと思っています。


いっぱい休憩しながらではありましたが、自分もやらなきゃ、という気持ちが最後まで自分の足で登り切らせてくれました。





お寺の敷地では、無料でお茶をサービスしてくれました。ありがたい。我が家がチャレンジしたのは冬場でしたが、それでも助かります。夏場だったら汗だく間違いないですし、自販機等もありませんから、まさに仏の慈悲を感じます。





ちなみに道すがら子供たちがとっても気になったのはこの木の実。いちごじゃないか、と言っていましたが、勿論いちごではありませんが、確かに初めて見たなこの実。




まとめ

正直、800段の階段を登るのは5歳のうちの子には、無理だろうと思っていました。途中で帰ることになって、また次回チャレンジさせて過去の自分より成長したことを実感してもらえれば、それで良いと思っていました。

でも、ところが、子どもは自分を奮い立たせて、自分にとって未知の領域にチャレンジして、見事達成して見せたのです。

そこには、「家族のみんなを幸せにしない、鬼さんのような悪いモノから守ってくれる神様が、階段を登り切ったところにいるんだ。だから頑張ろう」という親とのコミュニケーションでした。コーチングとまでは言いませんが、自分もやらなきゃ、という気持ちになったのでしょう。


精神論だけで、軍隊的に登らせていたらこうはならなったと思います。降りたときにはヘトヘトだったと思いますが、よくやったと一杯褒めてあげました。喜んでいました。自分が子どもを全然信じられていないということがよく分かりました。反省。



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AI時代のなかたくましく活躍できる大人への子育てのために、グローバルな視点を持ち、創造性、批判力、実行力、ITスキル、観察力、文化の理解等をはぐぐむ必要性を強く感じています。 小さいうちに自然のなかで育つことは、きっとプラスの部分も多いことでしょう。 ですが、自然豊かな環境で生活すればいいかといえばそうではないはずです。 自然の中で色々感じ、社会のこと世界のことに思いをはせ、自分で考え行動することが大切なのだと思います。 親もしっかりと成長し、試行錯誤をくりかえしながら、子育て移住を頑張ります。

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