
太郎坊という天狗の名前の愛称で親しまれている滋賀県東近江市にある阿賀大社は、幼稚園児の子どもにとっては初めてづくしで刺激が一杯だったようです。今回は、日常では味わえないどんな刺激があったのかご紹介します。子育て中にもいいのです。
滋賀県は意外にも結構神社仏閣が多く残っており、比叡山延暦寺をはじめ有名なお寺や神社もいくつかあります。太郎坊は、勝運のご利益があるパワースポットだそうです。
巨大な夫婦岩
まずは何といってもこの夫婦岩と名前がついた岩ですね。この岩はぱっかり割れており、割れ目を通って本殿に進みます。目の前にすると想像できる大きさをしのぐ大きさで、本当に大きく、何かあったら人間の力ではどうしようもできないことを瞬間的に感じますので、この暗い岩の割れ目を歩くときは、心のどこかにちょっぴり恐怖心があります。
大人でそうなんですから、子どもはさぞドキドキしたことでしょう。岩の間を歩くのはちょっと怖かったみたいで、岩に手を触れるのも恐る恐るな感じでした。岩は触ると一瞬でヒンヤリし、冷たさを感じ手のひら一杯に感じます。こんなことも小さな石ころでは経験できません。

夫婦岩以外にも、大きな岩を感じるところは何か所もあります。
圧倒的な自然の姿を前に、怖いという気持ち以外に子どもは心の奥底で何を感じたのでしょうか。家からそれほど離れているわけではありませんので、子供の成長に合わせて参拝してもいいかなと思います。その時その時の年齢で感じる内容や深みも変わってくると思うからです。

自然に触れ、何を感じるか?どう思うか? こういう経験の繰り返しは、創造性やクリエイティビティを育むために、とっても意味があると私は考えています。そういう意味で太郎坊という環境は、教材というと怒られそうですが、学びのある場だと感じます。

かわらけ投げ
たまにありますよね。何かしらを投げて輪っかに通ったらご利益がある、というちょっとした遊びの要素を含んだ参拝です。こちらの太郎坊にもかわらけ投げがあります。いろんなご利益毎に様々な種類があります。
投げるのはこの可愛いハート型のかわらけです。ハートの形をたいそう気に入っておりましたが、かわらけ投げは上手くいかず、すごく機嫌が悪くなってしまいました。幼稚園児には少し難しかったかな。

天狗・・・怖い
京都の鞍馬山の天狗が有名ですが、太郎坊はそのお兄さんだとも言われているそうで、神社の建設を手伝ってくれたとかくれないとか、で天狗に関わるものがいくつか展示等されております。子どもにとって天狗は、Eテレの「数え天狗」や絵本に出てくる可愛い天狗くらいしか接点がなかったと思いますが、こちらは結構強そうで、怖そうな天狗に、かなりビビってました。自分が知っている天狗とは違う天狗像を見て、いったい何を感じたのでしょうか。


でも、いつも大好きな絵馬は、天狗でしたが、楽しく書いていました。可愛い天狗でした。

まとめ
プラスチック製のおもちゃや受動的なテレビや動画だけで、子供の創造性やクリエイティビティ、ひいてはグリッドと言われるやり切る力を育むのは限界があります。否定するものではありませんが、自然の中のほうが刺激が多く、育まれることも大いに期待されます。今回は太郎坊という神社での経験を紹介しました。こちらの神社は自然を活かした神社の作りになっています。そのため、至る所に大きな岩があり、実際に手に触れることができます。
こういう場所に身を置き、目で鼻で手で耳で、色々感じることは、創造性を育むという意味で、よい経験になるのではないでしょうか。
こういう場所に人が神社を作ったということも5歳児では、まだまだそのすごさは分からないかもしれませんが、感じて欲しいものです。

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