未来のため、もう五感を軽視する育児は子どもために止めよう。

2021年6月8日火曜日

365日

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 まだ子どもなんだから変に大人ぶらずにもっとも子どもらしくしたらいいのに、と感じる。分かりますその気持ち。


 ずっと家にいた子が学校など社会に少しずつ出ていくと、大きなお兄ちゃんやお姉ちゃんが身近にいる環境がそこにはありますから、彼らに子どもが憧れても別におかしいことではありません。


 しかし、それは人より早く勉強ができたり、考えがませていたり、多くのルールを守れたり、個性を抑えたり、そういったことは、早熟感を感じはしますが、非認知能力を伸ばす視点では、あまり大切なことではありません。


 本ページでは、小さい時だから大事に育みたい感性を広げるコツを紹介します。



知識は重要だが

 親心として勉強では苦労させたくないと思ったり、海外に引っ越した人のSNSを見てると子どもに英語習わした方がよいと思ったりしますね。小さうちから勉強ができるにこしたことはありません。


 ただ、この勉強というのが結局はテストで良い点をとるため、というものなのであれば、何も小さいうちから必死に人より先んじて行う必要はそれほどありません。


 なぜかというと、テストで良い点をとる、というのは結局のところ暗記勝負で、あとからやってもなんとかなりますが、子どもが小さいうちは感性爆発期のような時期なので、勉強ばかりしていて感性を育てる時間をとってしまうと、これはとても勿体ない事なのです。まさに感性を磨く最適な時期なのですから。



五感が軽視されている

 例えば、パンの微妙な味の違いを感じ表現できる、山で小鳥の鳴き声を聞き分けることができる、森の中で場所によってうっすら違うかすかな匂いを感じることができる、こんなことができても学校のテストで良い点につながることは、まずありえません。


 だから、こういう感覚というのは、軽視されているばかりか置き去りにすらなっているのではないでしょうか


 でもよく考えてみて下さい。人は知識や誰かからの指示で行動する生き物なのでしょうか。本当は、自分で感じるということが先にあるのではないでしょうか。この感じるということは人間に深みをもたせ個性をつくります。


感じて動いて学ぶ

 陽明学では「知行合一」という言葉があります。知識と行動分離はできないものである、という意味で、感じたこと学んだことを自ら実践して初めて学びになるとうことです。知識は知識、行動は行動と分けることは間違いだということです。


 非認知能力を伸ばす視点にたつと、知識をたくさん覚えることよりも、自分は何を感じてどう考えるのか、というほうがはるかに重要です。知識だけで、創造力や想像力、自己肯定感が高まるとは思えませんよね。


 

感性を高めるために

  生き方、勉強の仕方、考え等に一定の枠組みがあって、その通りにするのが良いと一見思いがちですが、そんなことはありません。自分らしくあってよいのが本来です。枠組みとは定石みたいなもので、絶対ではありません。


 お子さん自身の感覚を大切にしてあげてください。五感を大事にしてあげてください。じっくり味わう時間、じっくり聴く時間、心地よい香りがする空間。自分なりの感覚を磨く時間をとってあげてください。


 ポイントは、五感を使っていることに意識を向けさせてください。そのために、どういう音がする?と聞いてあげたり、自然を見ているときもキレイ?という聞くだけでなく色々な種類の緑があるけどどの緑がキレイ?と言った感じで聞いてあげてください。



まとめ

 本ブログで紹介する89番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「五感を味わう」です。


 最近は、感じることが軽視されているけど感性を高められる大切な時期を有効に活かしましょう、と説明しました。


 五感を味わうことで、自分なりの感覚や自分なりの考え方を持つ大切さを持つことの意味に気づくことでしょう。世の中の普通から見る自分の子ども、お友達との比較、そういった色眼鏡で子ども見る時間はぐっと減ることでしょう。


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AI時代のなかたくましく活躍できる大人への子育てのために、グローバルな視点を持ち、創造性、批判力、実行力、ITスキル、観察力、文化の理解等をはぐぐむ必要性を強く感じています。 小さいうちに自然のなかで育つことは、きっとプラスの部分も多いことでしょう。 ですが、自然豊かな環境で生活すればいいかといえばそうではないはずです。 自然の中で色々感じ、社会のこと世界のことに思いをはせ、自分で考え行動することが大切なのだと思います。 親もしっかりと成長し、試行錯誤をくりかえしながら、子育て移住を頑張ります。

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