どうしてうちの子はもっと意欲的に色々なことをしてくれないんだろう。その心配な気持ち分かります。
勉強、運動、遊びとたくさんの経験をさせてあげたい思っているけど、イヤイヤやっているものもありそうだし、上手にできないものも全然練習しようとしてくれない。
ですが、ここで大切なことがあります。たくさんの経験をさせてあげることは、とっても重要なことですが、オールマイティな子どもに親がさせる必要はありません。苦手なことは苦手のままでよいのです。
本ページでは、子どもの弱みではなく、強みに着目し強みを伸ばすことの大切さを説明します。24時間しかない時間をなるべく強みを活かすことに使うことが、子どもの非認知能力を伸ばすうえでも大事だということが理解できます。
やる気のある時とない時の差が激しい
子どもを見ていると、絵を描いたり何かを工作するときはすごく集中しているし自分からやるのに、本を読むことは腰が重くて、何度いっても読まないし朗読してもこれぞ棒読みでまったくやる気を感じられない、といったことはよくあるでしょう。
本を読むことも絵を描くときくらい熱心にやってくれたらいいのに、と思うのが親心というものでしょう。
こんな時に絵を描く時間を減らして、国語の時間を増やすことは、非認知能力を伸ばすという視点から、なるべくやめてあげてください。
個性があって良いと知る
算数が2で国語が5だったとしたら、偏差値をあげて偏差値のとても高い学校に入りたい場合は別ですが、算数を底上げすることに躍起になるのはあまりよくありません。算数の反復練習に時間をさくくらいなら算数が苦手でも好きなことに熱中する時間をとってあげてください。
これから、文系や理系、事務系や技術系といった明確な区分けはどんどん弱まってくるでしょう。弱みを克服して、何でもある程度できる人間になるより、1点突破できるくらい得意なことが一つある人を求める社会になってくるかもしれません。これはまさに個性だと言えます。
強みは幸せ
自分の強みは何か自分ではなかなか分かりません。特に子どもとなったらなおさらです。ですから親がしっかりと子どもを観察して、子どもの強みを見つけてあげてください。それはきっと個性へとつながるでしょう。
そして、その強みが活躍できる機会をどんどん作ってあげてください。幸せには2種類あると言われています。美味しものを食べて感じるエンタメ系の幸せと、夢中になってとりくむことで感じる没頭系の幸せです。自分の強みをいかせていると実感できるとき、没頭系の幸せを感じるそうです。
強みを知り活かすことは、子ども自身の幸せを感じる時間になるのです。非認知能力を伸ばすうえで、自己肯定感が育つ種になるので、とっても有効なのです。
まとめ
本ブログで紹介する非認知能力を伸ばす82番目の育児の金言は「強みをのばせ」です。
弱みを平凡にするために時間を使うくらいなら、強みを活かすことに時間をさいたほうが子どもの幸せにつながることを説明しました。
強みをのばせ、と知ることで、子どものマイナスばかり見る習慣が少しづつ減っていき、良い事を見る時間に徐々になっていくことでしょう。マイナスを見ていてイライラしていた時間は減ることでしょう。
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