どこかにある答えではなく自分なりの考えを持つことが大切のようだけど、うちの子にはしっかりと自分の考えを持ちまとめられるのか少し心配。分かりますその気持ち。
よくよく考えると学校では暗記型の教育が中心なので自分の考えと思っていたことが実はどこかで覚えたことってよくあるし、考えを整理する機会はそうそうなさそうです。
非認知能力が重要になっていく時代に自分はどう思う、という考えは個性の一つのでとても大切なものになるので、なんとか子どもに身につけさせたいけどそれって偏差値を上げることではないですよね。
そこで、本ページでは日常で子どもが考えるくせをつけるために親が出来ることを紹介します。
覚えたことを使う力
学校では認知能力を学べます。暗記型教育です。特に日本では大きくなるにつれて自分の考えをみんなの前で発言する機会は減っていきますので、ますます覚えることが大切になります。
算数や数学もいっけん考えているようで覚えた解き方を使っているだけです。国語も作者の意図を読み取る問題がありますが、これも解き方があり、それを使っているにすぎず、自分ならこう思うなんて答えようなら間違い扱いですよね。
自分なりの考えを発言しみんなで議論する機会には恵まれません。
君はどう思う?
これから子どもたちが生きる時代はAIが普通になっているでしょうから学校で教えてもらう知識や情報はAIが100点満点で回答できるでしょうから、人間が暗記でAIと争う必要はありません。勝てませんから。
そんなことより、例えば学校が古くなっているならどうしたらもっとキレイな学舎で学べると思う?とか、毎月のおこづかいはどうして多くないと思う?というような答えがないものに自分なりの考えをもつことがよっぽど大切になります。子どもとはいえ考えることは訓練です。
でも、そんなことってどこで練習すればよいのでしょうか。まずはご家庭から始めてみませんか。
オープン・クエッションを活用
りんご好き?という質問はクローズド・クエッション(閉じた質問)と言います。はい、いいえ、でこたえられます。一方、どうしたらりんごを好きになれるかな?という質問は、オープン・クエッション(開かれた質問)といい、答え方は多岐に渡り、自分なりの考えを引き出すことができますし、会話も弾みやすくなります。
お家では宿題や問題集ばかりさせるのではなく、学校ではないのですから、ぜひオープン・クエッションを活用し、子どもに考える機会をつくり、子どものことを深く知る機会をつくってください。
オープン・クエッションをする親も質問を考えるが大変かもしれませんし習慣がないとなかなかちゃんと答えてくれないかもしれませんが、子どものためと思えば頑張れるでしょう。
ではさっそく、明日の朝子どもに質問してください。ママ(パパ)は今日も元気に頑張りたいけど何をしたらいいかな?
まとめ
本ブログで紹介する103番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「オープン・クエッションを積極的に活用する」です。
オープン・クエッションを使ってお家で子どもに質問して考える習慣をつけてあげましょう、と説明しました。
オープン・クエッションを積極的に活用することで、質問力が問われはしますが、子どもの頭や心の中のものを引き出せるので、子どものことを深く知ることができ、変なすれ違いは減ってくるかもしれません。
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