子育てしていると子どもの成長はうれしい反面、あれイヤこれイヤと親に反発することが増えてくることには頭を悩ましますよね。
一見わがままになったようですが、実はこれ親のせいかもしれません。どういうことか見ていきましょう。
良かれと思う親の失敗
子どもはかわいい、子育てのノウハウは回りに山ほどある。だからこそついついやってしまうのは、先回りして子どもの失敗を回避させてあげることです。はっきり言います。これは止めるべきことです。
例えば、ブロックを使って遊んでいたとします。親は経験的に、あっこれはこのまま進めると崩れるぞと気づくことがあります。崩れると子どもが悲しい顔するのが分かっているので、こうしたらとアドバイスしたり、ママ(パパ)ならこうするぞとヒントを与えたりします。こういう何気ないことも失敗の回避をさせているのです。
非認知能力の視点でみても、失敗はたくさんの学びがあり子どもが成長するすごい良い機会なのに、それを親のエゴで勝手に奪ってはいけません。
コンフォートゾーンにいがちな人間
コンフォートゾーンという概念があります。これはストレスや不安とは無縁の落ち着いた気持ちでいられる場所や状況のことをいいます。傾向的に人はコンフォートゾーンに居たがるようです。成功もないが失敗もない状況かもしれません。失敗がないというのは心地よいのです。
ですが、これから子どもたちが生き抜く時代はより正解のない時代になるので、コンフォートゾーンがずっといつまでも快適かというとそうではない可能性があります。だからこそコンフォートゾーンを、強い意志をもって、飛び出る勇気も子どもには必要となるのです。
子どもが失敗する機会を奪うというのは、コンフォートゾーンから飛びだす力を奪うことにもなりかねません。
快適から次の快適へ
コンフォートゾーンから飛び出す力をえるには、飛び出す経験をすると良いでしょう。
例えば、自分の力で少し早起きしてみるということでもよいでしょう。毎朝うまくいかないと思いますが、続けてみることが大事です。目覚まし時計が鳴って親が子どもを起こして早起きを達成させてはいけません。これこそ失敗の回避です。
うまく続けるコツは親子で一緒にやることです。一緒にすることで失敗の経験も共有できるというものです。失敗とは何かに挑戦することで体験できます。身近にできるものを探してみて下さい。
まとめ
本ブログで紹介する137番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「なるべく失敗しないようにする、は間違い」です。
失敗を先回りして回避させる親の行動そのものが失敗であり、快適な状況にい続けることはその子のためにならないことを説明しました。
失敗の経験は弱音をはく機会を減らしてくれるでしょう。子どもの弱音を聞くのはつらいものです。
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