今回のママ(パパ)の悩みは、最近うちの子嘘が多くなった、です。
嘘も方便とはいいますが、どうも悪意のある嘘を多く言うようになったというお悩みです。その原因は身近な親の言動が原因かもしれません。どういうことか見ていきましょう。
子どもが嘘をつくのは親の謙遜が理由
誰かにほめられたときに、うちの子なんてまだまだで、と子どもの前で謙遜することはよくありますね。特に日本人は自分を下げて相手をたてることがよし、とされていますからなおさらです。これが謙遜する理由です。目立たないように社会でいきる術こそが謙遜でしょう。
ある程度子どもが大きくなると、人付き合いとしての社交辞令だということは分かりますが、小さいうちはそんなことは分かりませんので、ママ(パパ)は私のことをダメなんだと思っているんだと、子どもは思ってしまいます。
子どもが嘘をつく理由はそれはたくさんあることでしょうが、こういう親が外でする発言を耳にして自分には価値がないんだと思ってしまい、若干やけになっているからかもしれない、ことは頭の片隅にいれておいて損はなさそうです。
子どもを褒められたらありがとうで良い
社交辞令であっても子どもを褒めてくれたら「ありがとうございます。子どもも喜びます」と返したらいいのです。どうしても謙遜が必要なら子どもを卑下するのではなく、自分を卑下したらいいのです。例えば「ありがとうございます。ほんと私に似なくて良かったです」と返したらよいのです。
子どもの自己肯定感を下げないためにも、是非とも子どもを卑下する謙遜は避けていきたいです。
謙遜が求められている場面で、謙遜する言葉を何にするかはとても大切です。いくら子どもの教育が大切だと考えていてたくさんの習い事に通わせたり塾に行かせお金をかけていても、こういう初歩的なところでつまづいていたら、大切な非認知能力は伸びにくくなるかもしれません。
どこの親が自分の子をダメだと思っていますか
単純にお友達と比較して、あの子のほうが頭が良いとか、勉強ができるとか、社交的だとか、ということはあるでしょう。でも当たり前のことです。背の高い子もいれば低い子がいるのと同じです。みんな個性があるだけで人としての優劣ではまったくありません。
親なら自分の子どものいい所をいっぱい知っているはずです。そのいい所をほめてくれるなんてとってもありがたいことじゃないですか。子どもの非認知能力を傷つけてまでいつまで村社会のルールを重視するのですか。子どもの自己肯定感を下げることやヤケになって親を困らせることよりも大切なことなのでしょうか。
子どもが嘘をつくのは、自分に注目して欲しい、存在意義を感じたい、ということが心にあるからかもしれません。親の謙遜が少しづつ子どもをそうさせていっているならこんなに悲しいことはありません。
まとめ
本ブログで紹介する138番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「親の謙遜によって子どもが自信をなくす」です。
つい言ってしまう子どもへの謙遜が子どものヤケにつながり結果的に嘘が増えているかもしれないと説明しました。その場しのぎの謙遜が親子の関係をギクシャクさせているのなら今すぐにでも改めたいですね。
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