今回のママ(パパ)の悩みは、子どもの自己肯定感を高めたい、です。
せめて子どもの自己肯定感を高めてあげたいと思っている方は多いと思います。自己肯定感を高めるのは長期戦ですし特効薬もありませんが、本ページではついついおちいりがちなワナを説明します。
幸せは他人との比較の先にはない
大人もそうですし子どももそうですが、誰かと自分を比べて優越感を感じる方法では、瞬間的に幸福感を味わえることはあるかもしれませんが、本当に幸せになることはできません。
本ブログで幸福に関する記事も多く紹介しておりますが、3つリンクを貼っておきます。
よくマウントをとるという言葉がありますが、人は無意識にマウントをとりがちな生き物だとまず理解するべきです。そして、特に自己肯定感が低い人はこれを行いがちです。なぜかというと、自分はこのままではヤバイと感じているが、自分より不幸の人を探し出し、それはほんの少しの時間だったとしても、自分はこのままでよい、幸せだと感じるためです。マウントをとるというのは、一部のいけてる人が行うことではありません。
下方比較の罠(ワナ)
「下方比較」という言葉があります。これはさきほど触れたように、自分より不幸に見える人、ある部分が自分より劣っている人、自分より恵まれていない人等を見つけてきて、自分と比較し、自分のほうが上にいると確認し、自分はこのままでよい、大丈夫と自己肯定を行います。
比較先は液晶画面の向こう側にいる知らない人よりも、直接面識ある人のほうが、上にいる感を強く感じます。これを多くの人が事前にしがちなのです。でもみんな実感しています。いくら下方比較しても幸福感が続かないことに。
これはマッサージにも似ています。姿勢や体の使い方を見直さずにマッサージだけいっても、確かに何日かは体が楽になってもすぐ肩こりの日々に逆戻りです。親が子どもの自己肯定感を高めるために教えてあげることは、マッサージ方法ではありません。姿勢や体の使い方です。
子どもの自己肯定感を高めるために
自己肯定感を高めるには、これだけやっておけばよい、というものはありませんが、親ならだれかと比較することで幸せを感じさせるようなことをまず止めさせましょう。
そして下方比較ばかりしないように、子どもには今あるものの大切さを教えてあげましょう。これはおもちゃのように形あるものだけではありません。絵を描くの好きとか、昨日よりも上手に鉄棒ができるようになったとか、そういうことでも良いのです。人はついつい比較しがちですが、比較するのは昨日までの自分にしましょう。
まとめ
本ブログで紹介する139番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「ささやかな自己肯定感は不要」です。
人はついつい下方比較をしがちですが、子どもには比較先は昨日までの自分とし、今あるものの大切さを教えてあげましょう、と説明しました。
自己肯定感を高めることは長期戦です。せめて子どもには自己肯定感が高くなってほしいですね。自己肯定感が低いとストレスも感じやすくなります。
0 件のコメント:
コメントを投稿