今回のママ(パパ)の悩みは、自分さえよければよいを卒業させたい、です。
それぐらい考えたら分かるだろ、が通用しなくなった子どもたちに危機感を感じている親御さん。
解決のキーワードは「見えないものを見る力」です。
結果的に自分さえよければ良いに
BBQにきた若者が川で洗剤をつかい鍋などを洗っている投稿が、少し前にネットで話題になりました。洗剤がダイレクトに川に流れていき自然破壊を行っている、というものです。自分たちは使った鍋や食器がキレイになって良かったでしょう。しかし川は汚れました。
そんな、自分たちが使った洗剤の量なんてたいしたことがないから、殆ど川や自然は汚れていないと思っているかもしれませんし、事実そうかもしれません。
でも、だから良いのでしょうか?もし、良くないでしょうと思われたなら、自分の子どもがそうならなように何をしてあげられるか考えてみて下さい。
見えないものに心をはせる
先ほどの例でいえば、若者たちに足らなかったのは想像力と共感力です。上流の川で自分たちのような人が増えるのではないか、下流域で遊んでいる人に迷惑をかけるのではないか、今気持ちよくBBQをしたこの自然は環境破壊がないからだとか、そういったことを言われなくても想像できていないのだと思います。
目に見える人間が効率に生きるためのものだけに意識を向けていた弊害といえます。
皆さんが毎日歩いている道路が当たり前にキレイなのはなぜでしょうか?誰かがキレイにしているのです。
毎日好きなだけゴミを捨てられるのは当然の権利なのでしょうか?ゴミを回収し処分する仕組みがありそれを回している人がいるからです。
正しい社会システムがどうとかといった知識が大切なのではなく、そういう普段は目にできないものに思いをはせることを日常のなかでさせてあげることが、親のつとめです。学校のテストで出題されるかどうかなんてどうでもよいことです。
21世紀は答えのない時代
これからの答えのない時代は、非認知能力がますます重要なので、子どもたちには非認知能力をしっかりと伸ばしてあげてほしいです。非認知能力は、自己肯定感とか創造力とか楽観的とか自分自身のことばかりと思われるかもしれませんが、協調性や共感力など他者への配慮というものも含まれます。
他者とは、他人ということもありますが、先ほどの例で挙げたように、仕組みや物なども含んで良いでしょう。
何かをこなすこと、誰からよりも優ること、のためだけに時間を使うのではなく、ご飯を一緒に食べるときでもよいので普段から想像力をかりたてるような話し合いを子どもにしてあげましょう。道路のこと、ゴミのことなんでもよいです。お店に売っているお洋服のことだっていいんです。
まとめ
本ブログで紹介する152番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「見えない物に心をはせる」です。
想像力が乏しいと悪気はなくても、結果的に悪いことをしていることもある、と説明しました。効率性、競争性で優れていても他者を思いやれないと、あとあとブーメランのように困ってしまうのは親自信です。
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