今回のママ(パパ)の悩みは、クラスに嫌いな子がいるらしい、です。
集団行動していたら気に入らない人がいるのは当たり前でしょうが、そのことで子どもが悩んでいる場合、親ならどういうことができるのか解説していきます。
その人はその人と思う
暴力をふるわれるとか、大なり小なりいじめだとかという緊急な状況を除くと、嫌いな子がいても「その人はその人」と思えるように導いてあげるのが親のつとめです。
うまく言葉にできなくても嫌いなのですから、嫌いな点があるはずです。うるさいとか、下品だとか、話を聞いてくれないとか嫌いない理由があるはずです。
ですが、その子はそういう特徴があるそういう性格の子だと教えてあげましょう。
良いとか悪いとかそういう判断はそこには全く必要ありません。ネット検索したらたくさん表示される嫌いな人とのかかわり方とか気にしない方法とかいうテクニックを教えるのは、それができてからです。
無数にある嫌いな人とのかかわり方
ネットを検索するとたくさんでてきます。嫌いな人とのかかわり方や気にしない方法、どう対応すればよいかというテクニックです。一部を紹介すると、こういう感じです。
- 心を無にする
- 嫌いな人の良いところに目を向ける
- 嫌いなところをノートに書いて見える化する
- 無関心でいる
- 自分が変わる
- 嫌いな人を認める、ほめる、頼る
- あえてコミュニケーションをとる
- 無視する、反応しない
- できる限り近づかない、話題にもしない
たくさんありますね。こんなこと大人でも全部できませんし、ましてや小さい子どもにこんなことを教えてもはたしてどこまできるのでしょうか。
理屈は正しくても、このようなテクニックだけでは心もとありません。その人はその人と判断なしで受け入れることから始めることでこういうテクニックも活きてくるというものでしょう。
子どもたちは多様性の時代を生きる
ネットサービスが広がりSNSの普及が進むことで、たくさんの種類の情報にアクセスすることができるようになった反面、特にSNSは自分の関心のある世界の中にとどまってしまいがちです。
快適な環境をみつけるのも大切ですが、これから子どもたちが生きる時代は多様性をいかさないといけませんので、自分とは違うたくさんの人たちとうまくやっていくスキルも求められます。このスキルも非認知能力の一つといえます。
だからこそあの人嫌いと排除することばかりしていると大人になって困る可能性があります。
親なら、子どもに相談されたらまず話をきいてあげて、その子はそういう特徴があるそういう性格の子で、良いも悪いもないよ、と言ってあげましょう。
まとめ
本ブログで紹介する154番目の非認知能力が伸びる育児の金言は「嫌なやつがいても全否定しない」です。
嫌いな人は社会に出れば居て当たり前で、避けるのではなくそういう人だと思うことが嫌いな人への良い対応だと説明しました。子どもも親も嫌いな人に貴重な時間をさいてストレスためるなんてもったいない。
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