今回のママ(パパ)の悩みは、ついつい完璧主義になってしまう、です。
完璧主義は一方で理想的ではありますが、不完全なのが当たり前の子ども相手にするうえでは、あまり合わない考え方です。どうすれば完璧主義を治すことができるのでしょうか。
親も子どもも完璧ではない
人は完璧でないのが良いところです。もちろん親も完璧ではありませんし、完璧に近くもありません。ですから子どもはもっと完璧ではありません。むしろ子どもは成長していく生き物ですから完璧であるはずがありません。不完全だから成長するのです。
ですので、子育てにおいて完璧主義の親が、完璧主義の傾向がある親がいることはおかしいのです。完璧主義をやめる方法とは小手先のテクニックでは無理でしょう。子どもの不完全さを楽しめるようにならないと難しいでしょうね。
子どもの不完全さを認め楽しめる育児をできているかどうか、大切なのはここです。
不完全さのよさ
完璧ではなく不完全だというのは良いこともあります。それは、伸びしろがたくさんあるということです。
特にこの不完全さを大切にすることは、非認知能力を伸ばす上でとても大事なことだと思います。どこがどれだけ伸びるのかは子どもが決めればよいのです。親が決定するものではありません。親ならむしろこの不完全さを楽しめばよいのです。
例えば12色の色鉛筆と紙を渡して好きに描いていいよというのが不完全さを楽しむということです。塗り絵を渡しここは青色でここは赤色でと指定し言ったことができなければ怒るというのが不完全さを許していない状況です。
不完全さの弊害
最近は毒親という言葉を目にするようになりました。自分では気づいておらず実は毒親という人のほうが多いかもしれません。
毒親に共通しているのは、こうあるべきという姿に子どもをはめこもうとしていることと、支配欲が強すぎることがあげられると思います。そして子どもが不完全であることを許しません。
毒親が求める子どもへの完璧さは、完全に自分の思い通りになる、ということでもあります。仮に毒親が満足する子どもへと成長したとしても、不完全のよさをいかした子育てはとてもできていませんから、子どもの非認知能力を伸ばす上では弊害しかありません。
つまり、子どもの不完全さを許せない親は子どもを完璧に支配しようとしてしまい毒親になってしまうのです。
毒親についてはこちらの記事も参考になります。
まとめ
本ブログで紹介する156番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「完璧な親も子もいない」です。
完璧じゃないのになぜか子育てにおいて完璧を求めてしまうのは、子どもの不完全さを認められないからだと説明しました。毒親は親子ともつらいものです。誰もあなたは毒親とは言ってくれませんよ。
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