非認知能力は自分だけに関わるものと他人との関係に関わるものがあります。他人とは社会を共有しているわけですからしっかりと社会のルールを守れることが他人と関係する協調性や思いやり等の非認知能力を伸ばすうえで大切になります。
ですから、子どもの非認知能力を伸ばしたいなら、しっかりと社会のルールを教えるというのも親の大切な役割になります。
社会のルールと家庭のルールは別物
社会のルールとはどういうものがあるでしょうか。改めて聞かれると困ってしまうかもしれません。社会のルールとは挨拶とか信号は守るとかそういうもので社会に住む地域に住む人みんなで守る共通のルールです。
一方、家庭のルールというものもあります。これは家でゲームする時間や寝る前に甘いものを食べてよいのかどうかといったものです。各ご家庭のなかで守ればよいルールでお友達も一緒に守る必要は必ずしもありません。
社会のルールと家庭のルールはしっかり分けて整理します。本ページでは社会のルールにスポットライトをあてます。
ここで、社会のルールはいったいどういうものがあるかご紹介します。ここで紹介することは必ず子どもたちに教え込む必要があるものばかりでしょう。
子どもに教えたい社会のルールの一覧(例)
- しっかり挨拶する
- 信号は守る
- 車道(交差点)には飛び出さない
- 歩道いっぱい広がって友達と歩かない
- 知らない人に付いていかない
- 玄関のカギを勝手にあけない
- 手洗いうがいをする
- 口をふさいでセキやくしゃみをする
- ゴミを道に捨てない
- 玄関では靴をそろえる
- お店や電車では走ったり騒がない
- ちゃんと謝る
- 人のものは盗まない、壊さない
細かいことまでいうと社会のルールはたくさんあります。歩道を歩くときはどちら側を歩くのか等あまりガチガチにルール漬けにする必要はありませんが、「子どもの安全」、「他人への迷惑」という視点で必要と親が考える優先度の高いルールから子どもに教えていきましょう。
社会のルールを教える時に注意したい5つのこと
さきほど紹介した社会のルールを子どもに教え込むために注意したいことが何点かありますのでご紹介します。ルールはいつでも子どもに教えてることができますが、ぜひともこの注意点を守りながら教えてください。
何歳からなんてない
3歳になったからこのルールを、5歳になったからこのルールを、という学校の教科書のようなものはありません。年齢なんて気にする必要はありません。
ママとパパであわせる
ママとパパで言っていることが違ってはいけません。信号はぜったい守ろうとママは言っているのに、せっかちのパパは仮に赤でも車が来てなかったら渡ろう、なんてことを言っていては子どもは混乱します。
繰り返し繰り返し
もうしつこいくらい同じことを何度も何度も言い聞かせましょう。ちゃんと理由をそえると効果が高まります。
叱る
出来ていない、守れていない、忘れているといったことがあれば、子どもを叱りましょう。非認知能力を伸ばす上では子どもの成長に合わせることも大事ですが、社会のルールは強制的に強引に理解させた方がよいでしょう。
ご褒美を与えない
出来たからといってお菓子やお小遣いといったご褒美を与えてはいけません。よく頑張ったと褒めることではなく、できて当たり前です、と教えて込みましょう。
私は早期教育は必須とは思いませんが、社会ルールを小さいうちから教えることは非認知能力を伸ばす上では大事だと思います。
まとめ
本ブログで紹介する201番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「社会のルールを教える」です。
しっかりと社会のルールを教えるこむことで子どもの非認知能力が伸びる土台ができることを説明しました。地域、社会で生活している以上こういったルールは早めに習得させましょう。
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