なんでもかんでも効率的なことが価値ある世の中で、子育ても効率化重視ということにちょっと待った、と言いたいです。本ページでは、非認知能力に着目し、効率的じゃない育児の大切な側面を紹介いたします。
限られた時間を有効に使おうとしない
子どもの成長のために親ができることはたくさんあります。時間を有効に使わせるのもその一つでしょう。人としての成長、学力向上に意味があるもの効果が高いものに時間を使わせたい。そうですよね。運動させて、勉強させて、苦手な科目には塾に行かせる。一方、ゲームはさせすぎない、お菓子は食べさせ過ぎない。どれも大切なことです。
この大切なこと、って誰が決めたのでしょうか。おおむね正しい社会の通念なのでしょうが、何もかも親の価値観で、これは必要、これは不要と全部判断してよいのでしょうか。
だって、親だって完璧じゃないし、これからの時代に求められる人材って、私たち親世代の人材像とは変わっているかもしれませんよ。親にとって一見意味がない時間って、実は意味があったりするかもしれません。
捨てられる木片
たとえば、かまぼこ板ってふつうゴミとして捨てられることが殆どです。大人にとってなんの意味もない役割を終えた板です。まだ子どもが小さいならこれを2,3枚まとめて与えてみましょう。マジックを使ってお絵描きを始めるかもしれませんし、工作の素材にするかもしれません。あっこんなことに使えると想像力がはたらき勝手に使い始めるかもしれません。
意味がないと思っていたことが、子どもが勝手に意味を探し始め意味を持たせるのです。
物事にはたくさんの側面がある良い例です。親はかんぺきじゃありませんから、自分にとって意味がないと思っていることも、たまには子どもの時間に使ってあげてみましょう。
何やっているの?にも意味がある
勉強もせずに、遊んでばかりいると、どうしてとても大事な勉強をしないの、早くあまり重要じゃない遊ぶことをやめて勉強しなさい、とイライラが募ってくるものです。
ですが、勉強が何事よりも重要だということはありません。遊びは子どもの非認知能力を伸ばす絶好の時間にもなっていますから、いつでも勉強一辺倒ではなく、たまには遊びを優先させてあげることも大事です。
親から見たら勉強が何よりも重要だという価値観も一昔前の価値観かもしれません。子どもが小さいときは遊びこそ大事だという価値観もあるのですから。
まとめ
本ブログで紹介する188番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「無意味なものに浸す」です。それが子どもにとって意味があるかどうか親では全て判断できるものではありません。遠回りも悪いものではありません。
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