普通に生活していると意外にも難しいのが、他人を尊重することです。子どもの非認知能力を伸ばす上で尊重できるということはけっこう大事なことです。本ページでは、尊重と非認知能力がどう結びついているのか解説します。
尊重とは価値を認めること
ちゃんと人を尊重していますか。
尊重の意味を調べてみると「価値ある物、尊いものとして大切に扱うこと」とあります。いつも政治家はダメだとか、あの先生はダメだとか、ご近所のあの方のあの行動はどうかと思うとか、つい子どもの前で悪口を言っていませんか。
こういう悪口はどちらかといえば尊重とは逆側にあるものです。的確な批判ならまだしも感情的な悪口は非認知能力を伸ばす上では避けたいものです。この尊重するということがなぜ、子どもの非認知能力を伸ばすうえで大切なのでしょうか。
多様性が前提の社会
これから子ども達がいきる社会は均一性よりも多様性のほうが大切となってくるでしょう。グローバル社会による宗教や文化の違いを包含するといったことだけでなく、同じ日本人でも、同じ学校で通っている子でも、子どもの違いを大事にする付き合い方が求められるのです。
この多様性を前提として、子どもには共感性やコミュニケーションといった非認知能力が求められます。だからこそ、悪口などを言って自分の考えと合わないものを排除し自分と同調できるものの中だけで生きるようなことは良しとしません。考えが違うならそれでよい、違いを尊重しましょう。否定して排除する行動にできる必要はありません。
そんな行動を子どもに見せる必要は全くありません。子どもには他人を尊重する姿を自らみせてあげましょう。あの人はこうですごいね、という会話を親子でしましょう。
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尊重は自分にも
尊重の使い方には、人権を尊重する、相手を尊重する、意見を尊重する、尊重できる関係、思いを尊重する、といったものがあります。共通しているのは、自分ではない誰か・何かに対して使う言葉ということです。
ここで覚えておいてほしいのは、自分を尊重する、ということです。他人を大切に扱う前に、まずは自分を価値あるものとして認め大切に扱いましょう。
自分にウソをつかず自身の感情に従い自分はダメだなんて思わないでください。非認知能力の一つである自己肯定感は、自分も他人も尊重できることで育っていく側面もあるはずです。
まとめ
本ブログで紹介する190番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「自分と他者を自ら尊重」です。
子どもの前で悪口ばかり言わずしっかり自分や他人を尊重することの大切さを説明しました。いいかどうかは別にして、知らず知らず子どもは親を模倣するものです。否定より尊重した方が自身の精神状態は良くなるものです。
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