たまにありませんか、あの子と遊んでほしくないな、と思うこと。こんな時どのように子どもに伝えていますか。ここにはちょっとしたコツがありますので、非認知能力の視点もおりまぜ紹介します。
我が家の経験を少しお話します。
近所の年上のお友達がうちの子をよく誘って遊んでくれていました。遊ぼうと言ってくれるのが嬉しかったみたいで子どもも楽しみにしていました。
ですが、少し悩ましいことがありました。誘ってくれるお友達はごっご遊び等をしているときに、ボケとかアホとかなにしとんじゃといった言葉をよく使っていて言葉遣いがとっても荒く、なわとびや水鉄砲で一緒に遊んでいても思いっきり投げつけたりしてすぐに壊してしまうし、静かにしないといけないところでも平気で大きな声で騒ぐのです。
子どもはそんな年上のお友達の言葉につられ、家でも、は?しらんわ、と荒い言葉を真似だしたのです。
こんなとき、どうしますか。もうあのお友達と遊ばないようにしなさい、と言って半ば強制的に遊ばさないようにしますか。
排除してはいけない
我が家では、そのお友達と遊ばないで欲しい、とはっきり伝えました。もちろん子どもは嫌だといいます。人の悪口とか悲しくなる言葉を平気で使うようにはなってほしくないし、ものを大事にしてほしい、けどあのお友達と遊んでいるとそれができないと思うと、ちゃんと理由を添え納得してもらえるまで何度も話ました。
1点注意したことそれは、そのお友達は悪い人だとは言いませんでした。その子はその子の遊び方があるしそれはそれで良いし、我が家では悲しくなるような言葉を家族全員使ってほしくないからと伝え、まるでそのお友達が腫物のように避けさせるようにはしませんでした。
あの人は悪者だという見方をさせると自分が正義で自分の考えや価値観にそぐわないものは悪みたいに排他的な考えが当たり前になりかねません。これから多様性が大事だと言われる時代において、他者を認めずどんどん自分の世界を狭めていっては非認知能力を伸ばすどころではありません。自己保身のスキルばかり磨いている場合ではありません。
価値観の違いを認めましょう。ただ皆等しくつきあう必要はありません。良い悪いではなく違いを認めたうえで自分はどういう人とつきあうべきか判断できるようになっていけばよいのです。
まとめ
本ブログで紹介する192番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「人を排除する子は不幸」です。
自分の価値観と合わないからといって悪者呼ばわりせず違いを認めるように子どもを導いてあげましょうと説明しました。人に対して正しい間違っているを繰り返していくと疲れますよ。だって皆さん全員、自分は正しい側にいるのですから。
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