叱ることは難しいですね。叱る側もちゃんと叱る練習をしておかないと、せっかく子どものためにと思っても逆効果になりかねません。本ページでは、人格を否定する叱り、について説明します。
叱るのは本人を育てるため
人を育てるうえで叱ることは大切な要素なので叱り方は気をつける必要があります。子育てにおいても同じことが言えます。ただ叱る、から上手に叱れるようになって、子どもの気づきを増やしてあげましょう。
ここで少し、今までの自分の子どもへの叱り方を思い出してみてください。思い出せましたか。もしこんな叱り方をしているなら改めましょう。せっかく子どものためにと叱っても、効果が薄くなってしまいますし、時に逆効果となってしまいかねません。
やってはいけない叱り方
できればこんな叱り方は避けたいです。
- 人格を否定する
- ほかの子と比べる
- 感情的に叱る
- 存在を否定する
- 手をあげる
- しつこくネチネチ叱る
- 昔このことも持ち出して叱る
- 叱りっぱなし
今紹介した8つのやめたい叱り方は、どれも子どもの非認知能力を伸ばす上でも大変よくありません。
本ページでは、人格を否定する叱りを解説します。
あほ・ばかも人格否定
例えば、寝る前におもちゃのお片づけを今日もせずに寝ようとしていたので、カチンときて怒ってしまう。
その時に、「バカじゃないの」とか「いつもどうしてできないの、おかしいんじゃないの」とかその人の人格を否定するようなことを言ってはいけません。バカやアホも立派な人格否定の言葉です(大阪弁のように愛情表現として使うときは例外)。
言い方を変えれば、99個問題なくても1個失敗するだけで、「おまえはダメなやつだ」とレッテルを貼られるわけです。こんなひどい話はありません。信頼する親から何度もおまえはダメなやつだ、なんて言われ続けたら、本当に自分はダメな人間なんだって思うようになってしまいます。
ついカッとなって人格を否定しがちですが、ここは「行為」を叱るべきです。おもちゃのお片づけをするという約束を守れないことはよくないことだと、叱ればよいのです。これで十分です。
これから非認知能力がますます大切になってくるはずです。失敗することうまくいかないことは、むしろ推奨しても良いくらいです。いちいち人格を否定されるようなことを言われたら失敗におびえるような子になってしまいます。失敗におびえるような子に育ててはいけませんよ。
まとめ
本ブログで紹介する187番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「人格ではなく行為を叱る」です。
人格を否定するような叱り方は子どもが失敗におびえるようになるので止めましょう、と説明しました。叱り方も練習です。叱る効果を高めるためにもちゃんと叱りましょう。
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