今回のママ(パパ)の悩みは、子どもを見ているとついイラっとする、です。
もしイライラの原因が、効率的でない、ことであれば、そこは飲み込んでみることも時には必要なこともあります。それはどういう時なのかご紹介します。
できそうよりも挑戦をほめる
大人は育児においてもなるべく時間を無駄にしないように効率的に「こなそう」としているのに、子どもはそんなことお構いなしで自由奔放なので大人をイライラさせることもあります。
例えば、鉄棒が苦手な子がいたとします。成功したいという気持ちはあるようですが、今はまったくできる感じがしていません。鉄棒をみつけては逆上がりをしますが、全然うまくなっていないように見える。鉄棒の練習は私(親)といないときに、学校とかでやってよと本音では思ってしまいます。
さて、こんなときは鉄棒が視界に入るとゾッとするかもしれませんが、子どもが主体的に課題に挑戦しているのであれば、全然上達していなくても、挑戦したこと、練習したことを褒めてあげるべきです。
親の都合で非認知能力は伸びない
先ほどの鉄棒の例では、親の本音はこんなとこでしょうか。
体育で逆上がりがあるでしょうからできるようになりたい気持ちはわかるけど、もっと時間を効率的に使いなさいよ、と思うかもしれません。鉄棒を見つけた時だけ、ちょっと挑戦してうまくいかないからってすぐ止める。もう何回もこんなこと繰り返してもできるわけないでしょう。忙しいんだから、思いついたように鉄棒しないでほしい。練習したいなら親といる時じゃなくて一人でやってよほんと。
一方、子どもはできないのが不安なので親に見ていてほしいのでしょうし、実際問題ほんとうに逆上がりができるようになりたいと思っているのでしょう。
なんともミスマッチな状況が生まれてしまっています。
こういう場合、指示を的確にこなせるように育てたいなら親の都合を、非認知能力を伸ばしてあげたいなら子どもの都合を優先させましょう。
少しづつを待つ
親の言う通りにやっていたら10日で逆上がりができるようになるかもしれません。一方、子どものペースでやっていたら100日かかるかもしれません。とっても非効率ですが、非認知能力を伸ばしたいならこの効率性というのは少し横に置いておいた方がよいでしょう。
子どもには子どものペースがありますし、自分で課題を見つけて、自ら課題に取り組み、最後は成功する、といった体験はとても貴重です。
親がぐっと待てるか、がキーなのです。
メジャーリーガーを指導するコーチは、問題点は指摘するが、君はこうバットを振りなさい、と手取り足取り指導はしないそうです。
まとめ
本ブログで紹介する175番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「挑戦できたをほめる」です。
子どもが自ら取り組んでいることは、例え非効率でも、尊重しほめてあげましょうと説明しました。非認知能力を伸ばしていきたいなら、ちょっとつらいかもしれませんが、子どもを信じて親がぐっと我慢することも求められます。
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