今回のママ(パパ)の悩みは、当たり前のことをちゃんとしない、です。
言ってもやらない、言わないとやらない、こんなことで毎日イライラしている親は多いことでしょう。こんなときは少しアプローチを変えてみるのがよいでしょう。親は何を行えばよいか子どもの非認知能力を伸ばす視点で解説します。
食をおざなりにしない
非認知能力を伸ばすためには、土台がとても大切だと考えています。土台とは、家庭が子どもにとって安心できる場所であることだということは本ブログで何度かふれてきました。
これは家族と一緒にいることで落ち着く、ということだけではなく家庭の役割がしっかりとなされていることでもあります。
それは、日常生活に欠かせないこと(食事、母国語、マナー、あいさつ、片付けなど)をしっかりと親が子どもに教えられていて、子どもがその大切さを家庭をとおして理解できていることです。
なぜスポーツ、武道、華道などの習い事ではテクニックだけではなく礼儀礼節を大切にするのでしょうか。これは相手への配慮が大切だとわかっているからです。非認知能力を伸ばすことも同じだと言えます。ですからまずはとても身近な「食」を大切にすることをしっかりと親が教えてあげる必要があります。
親が食べるお手本を見せる
頭ごなしに、生産者に感謝しなさい、いただきます/ごちそうさまを所作としてちゃんとさせるより、まずは親がおいしそうに食べる姿を子どもの前で見せてあげることが、まず食に関心を持たせるために良いのではないでしょうか。
小さいうちは好き嫌いがあって当たり前です。せっかくつくったご飯も食べてくれないことも多いでしょう。そういうマイナス面に固執するだけでなく、おいしそうに食べ続けてください。少しオーバーなくらいでよいでしょう。
日本では食育というものがありますが、知識先行であれこれ教育するのは得策ではありません。まずは、お菓子からはじめてもよいでしょう。アイスをおいしそうに食べる姿を子どもに見せる、このアイスつくった人すごいねと言ってみる。
こういうことを繰り返すことで食への関心がすこしづつ増えてくることでしょう。
他者への配慮
例えばサッカーの習い事では、試合の勝ち方を習うのはもちろんのこと、練習が終わったらグラウンドに礼をする、スパイクやボール等の道具を大切にするといったことも同時に習います。
自分の周りにある物や人への感謝や配慮を同時に習うということです。非認知能力は忍耐力のように自分のなかで完結するものから、共感力など他者との関係のなかで求められるものもあります。学校の勉強ではないので知識だけではどうにも使い物になりません。行動して体験して試行錯誤しながら自分のものにしなければなりません。
こんな大切なことは誰かに丸投げするのではなく親も責任をもって育ててあげたいものです。人としての基本づくりがあってこそ、非認知能力は伸びるのです。まずは、毎日毎日行う食事からはじめてみてはいかがでしょうか。
まとめ
本ブログで紹介する164番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「親がおいしそうに食べる」です。
非認知能力を伸ばすためには、人としての土台をしっかりつくることが大切なのでまずは身近な食を大切にすることを学ばせることの大切さについて説明しました。
作ったご飯を残すとか好き嫌いが多いといったようなことばかり気にしていたら食事の時間がつまらなくなりますよ。
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