今回のママ(パパ)の悩みは、自由と責任はセット、だと理解して欲しいです。
自由というのはなんでもありというわけではありません。そんな大人の世界なら当たり前のことは子どもの世界でも同じです。どうすれば自由と責任はセットだと子どもに教えられるか解説します。
自由だけではダメな理由
あれしろこれしろ、ばかり言っていると子どもたちは与えられるのを待ち、与えられることを的確にこなすことに長けるようになります。これからの時代は、そんなスキルより問題を見つけたり課題設定できることのほうがはるかに大切なのにこれではもったいないです。
そんな流れを受けて子どもの自主性を大事にしようとは言われていて、子どもにもっと自由を与えましょうということです。この自由とは責任と表裏の関係です。
例えば、おもちゃで自由に遊んだ後に片づけない、おこづかいをもらったその日に全部使ってしまう、これも自由の名のもとにOKでよいのでしょうか。
良くないときは他人のせい
最後に信じるのは自分だというのは基本的なことです。少し例はよくないのかもしれませんが、競馬をしていて5番の馬に1万円をかけたとして、うまく当たれば自分のおかげになるでしょうが、外れた場合はどうでしょうか。参考にした予想のプロのせい、ネット記事にしていたせい、一緒に来ている友達に背中をおされたのであればその友人のせい、になるのでしょうか。人は最終的に判断し行動をしたのは自分なのに良くないことが起こったら他人のせいにしがちです。
自由というのは楽しい事ばかりではありません。だからこそ、イヤなことに目を向けることが自由であることに求められるのです。
決めることに責任をもてるかどうか
自分で決めたことにしっかり責任を持てるようにするには、親がちゃんと責任をもつべきことをしっかりと教えてあげなければなりません。先ほどのおもちゃの例でいえば、おもちゃで遊ぶのは自由だけど、ちゃんと片付けるまでが遊ぶことだよ、と何度も教えてあげるのです。昔、学校で先生に何度も言われましたよね。お家に帰るまでが遠足です、と。同じようなことです。
言い方には気をつけてください。おもちゃの例でいえば、かたづけとって言っただろ、とか大きな声でかたづけろ、と強制させてはいけません。遊んだ後に、何か忘れていない?どこまでが遊ぶんだったっけ?等と言い、頭で理解し自分で動くように働きかけるのがコツです。
責任をもつのは何も大人だけではありません。子どもも小さいうちから責任についてしっかり体験して学ぶ必要があります。
ごっこ遊びで学ぶことも有効です。遊びの中だとちゃんとおもちゃを片付けたりしますから不思議なものです。
まとめ
本ブログで紹介する172番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「自分で決定できる感覚」です。
子どもを伸び伸び育てるために自由にさせてあげる代わりにしっかりと責任を持たせることの大切さを説明しました。自由と責任がセットだと分かってくると子どもの自律性も高まってくることでしょう。
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