今回のママ(パパ)の悩みは、イヤなことは本当にやらない、です。
子どものためを思って言っているのに、口だけは達者で反論してきては頭を悩ますことはよくあるでしょう。どうすれば、よしやってみようか、と思ってもらえるのかそのヒントを紹介します。
やらなくても良い理由を探す名人
人は現状維持を求めがちなので、変化を好まない傾向があります。そのため、自分がやらなくてもよい理由を探したりもっともらしく言ったりすることが上手な人はいっぱいいます。身近にもいませんか。
子どもも大きくなってくると、だんだんとそいういう傾向が強くなってきます。これを止めましょうというのは、大人でも大変なことです。いつでも、前向き、上向き、外向きでいつづけるのはそう簡単なことではありません。だからこそたまには、嫌だなぁと思うことでも、よしやっていようと思える気持ちになれることがあればよいと思います。
前向きにやる理由を見つける
例えば、山に登ろうと子どもを誘ったとき、子どもが乗り気ではなかったら、やることがあるとか、疲れているとか、月曜日の体調がとか、やらない理由を連ねさせないためには、どうすればよいでしょうか。
お勧めしないのは、景色がキレだよとか、頂上でお菓子を食べようきっとおいしいよ、とニンジンをぶらさげることです。わかりやすいご褒美のために動くと、前向きにやる理由をつくる経験ができません。
大変で疲れるかもしれないけど、人として強くなれるよ、とか体幹がきたえられて姿勢がよくなるよ、とか泣き虫を卒業できるよ、と言ってその気にさせるのがよいです。これは、つらい経験をすることで直接得られるものを伝えています。
わかりやすいご褒美だけでは、つらいことをやり切ろうというモチベーションがそう湧いてきませんし、途中で投げ出してしまうこともありえます。
何にもでもプラスとマイナスがある
いつも歩いている道にゴミがあると不愉快になります。でも自分でゴミ掃除を行ったりはしないでしょう。やれ、と言われたら心からなんで私がしないといけないのよ、と思うことでしょう。
でもそんなゴミを自主的に拾ってくれる人もいます。ゴミをお金ももらわずに拾ってくれる人は、ゴミを拾うことにプラスの価値を感じているからなんだと思います。
大変なことは分かっていてそれでも、やろう、と思うには自分が納得できる理由が必要です。これは訓練で培っていけます。ぜひ親は強い子に育てるために、こういう経験を重ねさせてあげてください。うまくいかないことが多いかもしれないけど、数を重ねてください。
まとめ
本ブログで紹介する168番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「できる理由を探しましょう」です。
一つ一つ出来ることが出来る理由付けができるようになると困難を乗り切れる力が付いてきますと、説明しました。子どもが小さなことでもやってみようとも思えるようになると育児も楽になってくるでしょう。
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