親なら幼稚園や小学校には毎朝笑顔で行ってほしいものですが、中にはいきたくないとぐずる子もいると思います。ぐずられると、またか、と困ってしまいます。そんな時に子どもになり切ってイメージしてみると何か見えてくるかもしれません。
自分ならどうするだろうか
幼稚園や小学校で子どもがどう過ごしているのでしょうか。すべて正確には分かりませんから、子どもやママ友、学校の先生から聞く話しで想像をふくらませ少しでも具体的に理解しようとつとめていることでしょう。外部の情報で何かしらの輪郭を作っているのです。
もしそこに楽しそうに過ごしている子どもの絵姿があるのであれば、どうして行きたくないとぐずりだしているのか、余計混乱をしてしまいます。やはり自分ではない他人の目だけでは情報は足らないのでしょう。
そんな時に中の目で補うしかありません。つまり、自分が子どもになり切って学校をどう過ごしているか具体的に想像してみるのです。
親なら子どもの性格は誰よりも分かっていると思います。あの先生がいるクラス、あのお友達がいるクラス、授業や休み時間、そこで子どもはどう振舞っているのでしょうか。一度、登校(登園)するところからイメージしてみてください。挨拶はしているでしょうか、挨拶は自分からしているでしょうか、そのとき相手の目を見ていますか。
こんなイメージをしていると何が嫌なのか、自分の耳に入っている情報だけではわからない何かが見えてくるかもしれません。実際に試したみたときのことを紹介します。
うちの子は合わせるのがつらい
実際にこのイメージを行った我が家の事例を紹介します。うちの子もよく学校に行きたくないとぐずります。
うちの子は決められた授業内容を決められたペースでこなしていくことが苦手で、上手にできない自分にふがいなさを感じています。また本当はこんな遊びをしたいのに、お友達がしたい遊びに付き合っていることが多い、そんな絵が浮かんできました。小さいながら社会に必死で合わせている健気な姿がそこにありました。親が思う以上に気疲れがすごいんじゃないのかって。
これが学校に行きたくないとぐずる理由なのかは確かめる術がありませんが、少なくとも甘えているだけだ、とか社会をなめている、とかそういう精神論的なことに原因を見出すことはなくなります。しっかりと子どもを受け入れケアや愛情が足らないのではないかと気づくきっかけにもなります。
楽しそうに行っている時にも試す
子どもになりきってみてどうやって学校や幼稚園で過ごしているか想像することは、子どもが楽しそうに行っているときにも試しみると良いでしょう。
子どもがこんな風に楽しく遊んでいるのか、お友達と遊んでいるのか、学んでいるのか、と具体的にイメージするとワクワクして親としてうれしい気持ちになります。
まとめ
本ブログで紹介する228番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「頭の中でわが子になりきってみる」です。
子どもが社会デビューしてなかなか馴染めないときは、自分がわが子になりきってみて頭の中でどんな風に過ごしているのか想像していると、見えなかったことに気づくかもしれない、と説明しました。単なる妄想じゃないかと切り捨てずに、そこに何かしらのヒントがあるのではと思ってみてください。
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