今回のママ(パパ)の悩みは、子どもの創造力を伸ばしたい、です。これから個性の時代といわれるなか子どもに独創性を求めるのは自然の流れだと思います。創造力を伸ばす上で大切なポイントの一つ、それが快適すぎない環境だどいうことを説明します。
大切な子どもの環境
みなさん、なんとくなでも子どもの創造力を伸ばしてあげたい、と思っていませんか。
創造力と聞くとアーティストやイラストレーターのようにおしゃれにデザインできるスキルと思われるかもしれません。
絵の描き方やイラストレーター等のソフトの操作方法、デッサンなどは練習により身につけることができますが、どういうことに疑問をもち、どういう着想をするのか、ということも大切な創造力の力の一つです。どうすればこのような力を身につけることができるのでしょうか。そのヒントは環境にあります。
求められる不便な環境
もしお金持ちだったとしても子どもに不自由をさせないようにしていると、オリジナリティのある着眼点をみに着けるのは遠回りになるでしょう。
なんの不満も不平もなく、なんの制約もなく不便もなく、周りの人は自分にチヤホヤしてくれるような環境であれば、居心地がよすぎて疑問をもつ隙間はありません。そんな満たされた子が、例えば、次のようなことを疑問に思うことがあるでしょうか。
- どうして親に買ってもらえないとおもちゃで遊べないのだろう
- どうして重たいランドセルじゃないといけないんだろう
- どうして休みの日はみんな一緒なんだろう
- どうして公園の遊具はぼろいままなんだろう
- どうして家から投票できないんだろう
あれ?なんかおかしいよこれ、と気づく感性は、快適な環境からは生まれにくいものです。どちらかといえば不便な環境でこそ、疑問がうまれ工夫がうまれるものです。
だからこそ、いくらご家庭の年収が高くても子どもの非認知能力を伸ばしたいなら快適すぎる環境に子どもをおかないことです。
「苦労は買ってでもしろ」という言葉は、社会人になりたての人のための言葉だけではありません。子どもにとって安心で安全な場所として家庭がつくられているなら、子どもには小さいうちから苦労をさせて損はありません。
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世の中には、難しいピアノの曲をたくさん練習して上手に弾きこなすことよりも、どこのご家庭にあるものを楽器の代わりにして独自のメロディーを奏でた子を褒めることもあります。
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子どもの創造力を伸ばしていきたいなら、行き過ぎた快適な環境が子どものまわりにないか一度点検してみてください。
まとめ
本ブログで紹介する214番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「疑問は快適な環境からは生まれない」です。
子どもの創造力を伸ばしていきたいなら不便な環境こそが必要だと説明しました。子どもはかわいいのであれもこれもしてあげたいでしょうが、ぐっとその気持ちを抑えたほうが子どものためになることもあります。
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