みなさんと子どもへの愛情について一緒に考えたいと思います。愛情って身近すぎてよく考えたことがないかもしれません。親が覚悟を決めて子どもの非認知能力を伸ばしてあげることも大事な愛情の一つだということを紹介していきます。
同じ愛情でも意味合いは異なる
親なら子どもに自然と愛情を注ぐものです。本能的なことです。愛情という言葉を辞書でひくと”深く愛し、いつくしむ心”とあります。
一方、親は子どもに無償の愛を注ぐものでもあります。愛という言葉を辞書で調べると”親子や兄弟がいつくしみあう気持ち。また生あるものをかわいがり大事にする気持ち”とあります。いつくしむ、かわいがる、大事にするといったことは具体的にはどういうことなのかまでは書いてはいません。
ときに、子どもを溺愛される方もいます。溺愛という言葉を辞書でひくと、”むやみにかわいがること”とあります。むやみに、といったことが具体的にどのレベルまでかは書いていません。
同じ「愛」「愛情」「溺愛」という言葉は子どもにも家で飼っているペットにも同じように使うことができますが、まったく同じ意味なのかというと、それはきっちり違うはずです。
ペットは、大事にかわいがり時に度を越えてかわいがることもあるでしょう。かわいいかわいい、で良いのですが、子どもにはそれでは不十分です。なぜなら社会で生きていく力がそれでは身に付かないからです。
野生のタヌキを保護して人が大事に飼っていたのちに、自然に返したとして、そのタヌキは野生の中で生きていけるでしょうか。そこには困難な道が待っているはずです。これと同じことです。
ペットは独り立ちせずずっと一緒ですが、子どもはいづれ独り立ちします。
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子どもには生きる力を
子どもをかわいがるだけではなく、社会を生きる力を身につけさせてあげるのも親の大切なつとめです。
生きる力とは多様なので英語ができればよいとか、高い学歴とかそういう単純なものでは全くありません。ビジネスで活躍するために求められるスキル、アーティストとして活躍するために求められるスキル、人生100年時代で求められるスキル、それぞれ求められるものは異なるでしょうが、共通しているものの一つがしつけや非認知能力があるのではないかと思っています。親が変わり長い目で子どもの非認知能力を伸ばしてあげることこそ親の愛情ではないでしょうか。
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まとめ
本ブログで紹介する215番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「愛情とはしつけなどの生きる力をつけさせること」です。
子どももペットもかわいいことには変わりありませんが注ぐ愛情の種類は違うので勘違いしてはいけないことを説明しました。時に厳しく、時にやさしく子どもの非認知能力を伸ばし生きる力をはぐくんであげてください。
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