今回のママ(パパ)の悩みは、怒ったときの後味の悪さをなんとかしたい、です。
つい感情的に子どもにあたってしまうことは親なら誰しもあるでしょうが、言い方ひとつで受け止め方がガラッと変わるから不思議なものです。本ページでは、怒っているのに後味がよい言い方を紹介します。
時間をとるか自尊心をとるか
親子はいつも顔をつきあわせていますし、いくら子どもにはこうすればよいと知識で分かっていても親も人間。体調のいいときや悪いとき、虫の居所が悪いときもあるので、つい感情に任せて怒ったり、きつめの口調で注意したりすることもたまにはあるでしょう。それは仕方ありません。
子どもの注意のしかた、批判のしかたはもうこれでもかというくらいに方法論が巷に出回っています。心に余裕があるときに、ぜひ試してほしい方法を一つ紹介します。この方法は、少し時間がかかるかもしれませんが、子どもの自尊心を気づつけずにすむという大きなメリットがあります。子どもの非認知能力を伸ばしたいなら長期戦でしたよね。
前向きに会話を終える
それでは早速おすすめの方法を紹介します。
例えば、もう寝る時間が近づいているのに散らかしたおもちゃをまだ片付けていない、とします。さっさと片付けてお布団に入る準備をしてほしいですよね。
さて、こんなときにこんな風に言ってみてはいかがでしょうか。
①〇〇ちゃん・くん、今日は食べたものを台所まで持ってこれて偉かったね、②でも、まだおもちゃが散らかったままだけど、③まあニコニコ笑顔がいい感じだね、なんて言ってみましょう。
この言い方にはポイントが2つあります。
②が一番言いたいことですよね。だけど何かのついでのように柔らかく言っていますね。
もう一つのポイントは、子どもにとって耳が痛い②の前後に子どもを褒めることを言っている(①と③)ことです。なんといっても聞いている方の後味よく終わっているところに注目してください。
実際問題、こう言っても子どもがおもちゃをすぐに片付け始めることはないでしょう。そんな時は親が率先しておもちゃを片付けていき、ほら手伝ってと子どもを誘いましょう。何度も繰り返していくことで、自然と片付けはじめることが期待できるでしょう。
ここで、よく見られる子どもの注意のしかたを見ていきましょう。
②注意だけする
片付けなさい、とビシッというパターンです。たまに言い方がきつくなることもあるでしょう。強制的に子どもに片付けさせることができますが、言う側も言われた側もエネルギーが必要で、すぐに結果はでても後味がよくありません。
①と②をセットにし柔らか目に
良いところあるのに、片付けは何回いってもできないよね、と一見軟らか目に注意するパターンです。褒めてもいるんだけど聞いているほうは後味悪そうです。
まとめ
本ブログで紹介する209番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「注意するときにほめ言葉を挟んでみる」です。
ビシッと子どもを注意すると親も子もストレスなので、ほめ言葉を注意する言葉で挟んでみる言い方を試してください、と説明しました。いつもできないとは思いますが、子どもを怒った感じはしないので不思議です。
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