今回のママ・パパの悩みは、子どもがなかなか挨拶できない、です。笑顔でニコニコ挨拶できたらどれだけ人付き合いが楽か身をもって知っているので、子どもが挨拶できないのは心配でしょう。でも困っているのは親だけかもしれない、ということを説明します。
親も困っていると勘違い
子どものせいで親が困ることがあります。たくさんありますよね。例えば、夜におねしょをしちゃったり、友達のおもちゃを壊してしまったり、と数え上げればきりがありません。昨日もありませんでしたか。
でも、親「も」困っている、と勘違いしていることもあります。それは、子どもが人見知りで挨拶しない、というものです。全く知らない人ならまだしも顔なじみにも親の後ろにかくれて挨拶しない。親はとうぜん相手に失礼だと困っているのでしょうが、子どもも挨拶ができていなくて、困っていると勘違いしてしまいがちです。
人見知りは成長過程
子どもが人見知りになるのは、ごく自然な時期もあります。まだ小さいときなら笑ってすませても、小学校になり中学校になり、と大きくなるに従い、挨拶くらいしなさいという気持ち以上に、挨拶できていない子に問題があるのではないか、と本気で心配になってくることもあるでしょう。上手に挨拶ができているお友達が周りにいるならなおさらです。
でも心配はいりません。人見知りは成長過程で、人によって個人差はありますが、大きくなったら自然とあいさつができるようになるものです。そりゃ苦手な人もいるでしょう。私だって得意ではありません。こういうのは性格もどれほどかは影響するものです。お友達が出来ているのにどうして自分の子はできていないのか、と必要以上に心配にならなくても大丈夫です。
子どもは困っていない
挨拶がなかなか上手にできていなてもお子さんは本当には困っていません。そりゃ挨拶が上手にできていれば人付き合いももっと円滑にいくのにと、思うでしょうし、事実そうなのかもしれませんが、本当に挨拶が必要になってきたら重い腰をあげて挨拶をし始めるでしょう。
挨拶はできたほうが良いことは、子どもでもわかっています。でも苦手なので、勇気をふりしぼって挨拶するほどのものが、今はないのでしょう。本当には困っていないのです。繰り返しになりますが、困っているのは親だけなのです。
挨拶ができたよと目をキラキラして教えてくれたときは、いっぱい褒めてあげましょう。強引にイヤイヤ挨拶させるのではなく、いつか子どもが自発的に挨拶する日まで、親が子どもの前で模範を示し続ければそれでじゅうぶんです。
まとめ
本ブログで紹介する218番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「人見知りで困ってるのは親だけ」です。
挨拶が苦手な子も本当に困っていたらいつか挨拶をし始めるので親はヤキモキせず長い目でその時を待ちましょう、と説明しました。苦手なことを無理やりやらせても親も子もつらいだけですよ。
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