子どもが勉強しない、テストの点数がいつも良くないことで頭を悩ませているママ・パパは多いかもしれません。勉強はさせて損はないでしょうが、点数ではなく子どもの学び方に着目したほうが絶対いいよ、ということを説明します。
テストの結果主義はおすすめできない
私が小さいときはテストで親が満足する点数をとるとお小遣いをもらえる、という制度があった時期があります。お金をもらえるとおもちゃやお菓子を買えるので、勉強しようという気になったものです。
ニンジンをぶらさげるやり方では、すぐに効果が頭打ちになります。高いレベルで勉強ができるようになるためには、どこかで内なる動機が必要となります。あのお友達に負けたくない、このクラスで上位にい続けたい、あの学校にどうしても入学したい、といったものです。勉強する習慣づけを行うという意味で、悪い方法ではありませんが、万能ではないということです。
ただ、非認知能力の観点からみたときに、親が子どもを褒めるなかで一つ問題があります。それは結果しか見ていない、ということです。
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本ブログでは何度も何度も触れてきたことの一つが、子どもの自己肯定感等の非認知能力を伸ばすためには、結果重視ではなく過程を重視したほうが良いということです。テストの点数が良いにこしたことはありませんが、たとえテストの点数が悪くても勉強をがんばったのであればご褒美があってもよいのではないでしょうか。
テスト勉強するなんて当たり前でしょ、という意見がでてきそうです。そうですね当たり前だと思います。ここでのポイントは勉強したかどうかではなく、どのように勉強したか、です。要は、工夫して勉強したか、ということです。
AIがだしてくる問題をひたすら解いたり、ただ試験範囲を盲目的に暗記するだけでは不十分です。どんな工夫がそこにはあるのでしょうか。
- とりたい点の目標を決めて計画的に勉強できた
- 自分の苦手なところについて覚え方を工夫した
- ノートにまず整理する方法をとってみた
- 青色のペンを導入して記憶の定着がすすむか試行した
- 普段以上に睡眠を長くとるようにした
なんでもよいと思います。
こういうことを繰り返していけば、そのうちその子にあった勉強の方法を自分で見つけるようになると思います。私は常に100点近い点数をとれているという結果よりも、自分に合った学び方を知ることのほうがよっぽど大事じゃないかなと考えています。
見つけた学び方は大人になっても活きる
私個人の経験を紹介します。学生のときは、世界史や生物や化学で登場するカタカナがほんとうに覚えられなくて困っていたのですが、語呂で覚えることが自分に合っていることが分かってからは、だいぶと覚えることが楽になりましたし、今も子どもの少し先の予定を語呂で覚えたりもしています。
例えば11月16日に懇談会が予定されていたとしたら、「いい色の懇談会」という感じです。
生活するうえでまったく使うことがない微生物のカタカナの名前よりも、小さいときに気づいた自分にあった学び方のほうがよっぽど今の生活を豊かにしてくれています。
まとめ
本ブログで紹介する219番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「点数ばかり気にする親はダメ」です。
テストの点数ばかり気にするよりもどう勉強しているかを気にしたほうがよっぽど子どもの将来に良い、ということを説明しました。いちいち悪い点数をみてイライラしても良いことなんてありませんよ。
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