親が子どもに期待するのは普通のことですから、ほとんどの方が何かしら期待しているはずです。でも期待するレベルというのは人それぞれです。今回は子どもへの期待レベルについて2つ、あれ?ということがありましたので紹介します。
期待レベルが高すぎる
子どもは本来子どものための人生があるはずですが、親のための人生を歩ませようとするものです。例えば、自分は小さいころ勉強してこなくて大人になって苦労しているので、子どもにはこれでもかと勉強させたり、自分はピアニストになれなかったので小さいころからスパルタ教育をしてピアニストに育てようとする、といったものです。
これは、育成シミュレーションゲームの話ではありません。親が子どもの将来のことを思って色々としてあげるのは当然のことでしょう。ですが、子どものためという側面もあるでしょうが、これって親のために親の自己実現の代わりに子どもを使ってやしませんか。
言動不一致
子どもには健やかに育ってくれたらそれでよい、という声もよく耳にします。でもはたから見ていると、お友達以上に習い事に通わせ、お友達ができることは自分の子どもにも出来るようさせたりされている方もいます。
これは、健やかに育ってほしいことはもちろん人並み以上であってほしいからこその行動でしょう。人並み以上かどうかは親が判断します。親が勝手に決めた合格ラインがあってそれを子どもが超えることを常に期待しているのです。
子どもへの期待値を振り返ろう
子どもが寝た後のたった5分の時間でよいので、たまには一度立ち止まり自分を見つめなおす時間をとることをおすすめします。子どもに親のエゴが染み出した期待をかけ行動させていないか、そんなことを見つめなおすのです。
例えば、偶数の月(2,4,6,8,10,12月)の最後の日、とその日を決めておくと忘れないですみます。
親が賢く生きるすべを子どもに授けるのは大切なことですが、非認知能力の視点に立つと、子どもの強みをみつけ子どもの思う方向に導いてあげることも同じくらい大切な親の役目です。振り返りの日にはこういうこともできているか一緒に振り返られるといいですね。
まとめ
本ブログで紹介する210番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「親のその期待は誰のニーズか」です。
子どものためと思っていたのに実は親のために子どもを行動させていることがある、ということを説明しました。へんに期待をかけすぎると現状と理想のギャップにストレスを感じることもありますから、ぜひ振り返る時間をとりましょう。
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