子どもが成長するなかでも、親が子どもと接する中でも大切なことが、足るを知る、という視点です。知識として知りちゃんと行動ができていることが大事なわけですが、ちゃんとできるためには自分に気づくことが大切です。
足るを知る
足るを知る、とはとても大切な視点です。人はどうしても無いものねだりをしがちです。大人でも意識をしないと足るを知り毎日を送るのは難しいです。テレビやニュースで華やかな人のニュースをみるとうらやましくなったり、お友達の家がお金持ちで幸せそうに見えたりします。
だからこそ子どもだって足るを知るという視点で毎日を送るのは簡単ではないのです。
お友達が持っているものを自分も欲しくなったり、お友達はできているのに自分はできないとか、お友達は旅行に行ったのに自分は行ってないとか、お友達と一緒にいれば無いものねだりの機会はたくさんあるが現実です。
自己肯定感等の非認知能力を伸ばしていくには、足るを知る、ということを知ることが大切です。親も子もです。
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親の期待
親が子どもにどういう大人になって欲しいかと期待をかけるのは別に悪いことではありません。しかしその期待が親のエゴであったり、子どもを追い詰めているようだと、良い期待のかけかただとは言えません。
負担にすらなっている親からの期待、もしかすると無いものねだりになっているのかもしれません。自分ができなかったことを子どもに託してみたり、子どもの個性や強みを見ずに自分が良いなとイメージする大人を目指させたりすることは、足るを知る、ができていません。
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彫刻家で有名なミケランジェロはこういう主旨の発言をしております。自分のイメージしたものを石を削って創るのではない。石の塊のなかに見いだされた姿を掘り出す。石を子どもにおきかえてみると、親の思うように子どもを育てるのではなく、子どもの中にある素質や資質を引き出してあげるのが親の役目だということではないでしょうか。
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子どもに教える
子どもが小さいうちは無いものねだりをするのは普通のことです。ですが、いつまでもないないない、欲しい欲しい欲しいではいけません。今自分にあるものに目をむけて充足感を得られるように少しづつなっていかなければなりません。
お友達が持っているなんとも魅力的な、おもちゃ、洋服、靴などを同じく欲しいと思うだけでなく、自分が持っているものに感謝できるように、親から子どもにちゃんと教えてあげる必要があります。これは訓練だと思います。
まとめ
本ブログで紹介する247番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「足るを知る」です。
分かっていてもなかなかできない足るを知るは、親が子どもにかける期待や子どもの生活のなかで持っておきたい大切な視点です、と説明しました。無いものねだりと足るを知るは両方同じくらい大切です。
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