人は誰しも不安に襲われます。大人も子どももそれは同じです。ただ、不安とはどういうものなのか知っていると漠然とした不安に負けることはありません。子どもにも学んで欲しい不安の対処方法を紹介します。
不安に思うことは当たり前
人が不安になりやすいのは人類の歴史を振り返ると生きるための術だという説もあります。HSP(HSC)の方にもこういう方がいるかもしれませんが、一度不安な気持ちになると一気にその不安な気持ちがどんどん大きくなってしまうこと。
いつもいつも不安に襲われているとちょっと大変かもしれませんが、ただ皆さん経験的に分かっていることが一つあると思います。それは不安に思ったことのほとんどは実際におこらない、ということ。
未来に目を向けると不安に思っていたからこそ防げたこともあるでしょう。
では過去に目を向けてみましょう。外出先で、そういえば家のカギを閉め忘れた不安になったり、あの時あー言ってしまったけど誤解されていないかな、と思うことはありませんか。私にはよくあります。でもほぼ問題なしなんですよね。
子どもの不安を和らげよう
子どもも成長していく中で不安になることはいっぱいあるでしょう。お買い物にいった親がなかなか帰ってこないともうしかしたら事故にあってしまったのかも、もしかしたら親に捨てられたのかも、と不安になるかもしれませんが、ちゃんと帰ってきます。
不安になることは人として普通のことです。不安と上手につきあっていけることもまた、非認知能力だと思います。何かを頑張っていて壁にぶつかることもあるでしょう。そんなとき私はもうダメかもと不安になるかもしれませんが、その不安は現実にはならないとすると、ダメじゃないわけですからいかに壁を乗り越えられるかが大事になってきます。
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子どもが不安になっているかどうか顔を見ているだけでは分からないことも多いですが、相談されたら言ってあげてください。大丈夫、心配していることのほとんどは現実には起きないよ、と。少しづつ安心できるようになってくると思います。
最も不安なこと
心からふつふつ湧いてくる不安はほとんど現実には起きませんと説明しましたが、では全てそうなのかというとそれは違うようです。
例えば、明日テストなのに勉強をほとんどしていない場合、明日のテストのできが不安になっているなら、それはかなりの確率で悪い点数をとってしまうかもしれません。不安的中ということです。明日隕石が地球に落ちるかもと不安になっても自分の力ではどうしようもありませんが、テストの点数は自分の努力でなんとかなります。
子どもが不安に襲われているとき、何か努力をすれば避けれることがあれば、一緒に不安を確実に取り除く具体的な行動を行ってあげましょう。テストの例ならば、一緒にテスト勉強をしてあげることはできそうですね。
まとめ
本ブログで紹介する239番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「たいていの不安は起きない」です。
不安を感じるのは人として普通のことで、そのほとんどは実際には起きないので気にしなくてもよいが、自分の努力で避けることができる確度の高い不安もあることを説明しました。子どもの気持ちを安心させてあげることも親の役目の一つでしょう。
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