子どもが好きな事ややってみたいと思う事をみんなの前で発表する機会をつくってあげていますか。海外ではショー・アンド・テル(Show and Tell)というものがありますが日本にはほとんどありません。だからこそ家でショー・アンド・テルの機会をつくってあげませんか。
Show and Tell
ショー・アンド・テル(Show and Tell)というものが海外にはあります。これは子どもがテーマに沿って好きなものを家から持ってきたりしてみんなの前で発表するものです。国によっては一般的なものです。
例えば、好きな色というテーマであるなら、青が好きならお気に入りの青色のカバンをもってきてクラスの前で、なぜこのカバンが好きか説明してカバンを見せてあげるというものです。好きな事や好きな物だけでなく、やりかたいことといった形のないものもテーマにあがることもあるようです。
自分を押し殺して協調性を重視しすぎる日本ではあまりなじみがないですね。ですがこれから個性の時代です。自分の個性をしっかりと皆に伝えることも求められますから、ぜひ家庭でもこういった、ショー・アンド・テル(Show and Tell)で子どもの主体性を伸ばしてあげたいですね。
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否定しない
Show and Tellでは、良いところがたくさんあります。
例えば、こういったところでしょうか。
- 人前で話す場慣れ
- 論理性
- 相手の意見を聞ける
- 個々人で違いがある
- 自分の理解
ご家庭で、Show and Tellをやっている時の注意点が1つあります。それは否定はしないこと、です。
形あるものを説明しているときは大丈夫でしょうが、やりたいことや始めたい習い事といった形のないものになると、おいちょっと待て、と言ってしまうこともあります。
例えば、明らかに運動が得意でないのにアニメの影響か体操教室に通いたいと発表したり、たぶんお友達が通うというから自分も友達に流されてプログラミング教室に通いたいと発表したりするようなときに、ちょっと待て、とつい言ってしまいがちですが、そこはぐっとこらえましょう。親なら経験でありありと頭に浮かぶシーンがあるでしょう。通い始めてもすぐに辞めたいといったり、さぼり始めたり、その度にちゃんと行かせようとすることに疲れる自分の姿が。
Show and Tellでは、発表の後に質問のやり取りがあります。その時間を使って本当にやろうという意思を感じたなら、頭に浮かぶことが現実に起こったとしても子どもの体験の一つとして十分価値があることだと思い、ときに行動に移してあげましょう。
まとめ
本ブログで紹介する242番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「ショー・アンド・テルでは否定しない」です。
Show and Tellの機会は日本ではあまりないので家で積極的に機会をつくってあげて、子どもを否定しないようにしましょう。なんでも親の頭で導き出して効率性のなかで子育てをするのではなく、無駄になったとしても、子どもがやりたいと発表したことは貴重な経験として実際に行動させてみるのも一つです。
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