自分の子どもの素敵な所を見つけたらそれを伸ばしていってあげてください。そしてその良いところを披露する場を作ってあげてください。それを誰かに丸投げするのではなく、家でも親ができることがあります。それはどういったものかご紹介します。
子どもに活躍の場は必要
子どもには、みんな誰にでもその子ならではの才能があります。なかにはどうみても周りの子よりもすごい才能を持っているという子もいるでしょう。その才能に気づくと親ならグングン伸ばしてあげたいと考えるでしょう。1点注意してほしいのは、単に訓練をしつづけるのではなく発表の場を、活躍の場を作ってあげましょうということです。
例えば、画家や作家はいくら才能があっても、作品が世に認められないと創作活動を続けられませんし成長もしてかないでしょう。世の人に見てもらい評価してもらい購入してもらう、いわば活躍の場が必要なのです。
家の外にある活躍の場
大人なら子どもに活躍の場を与えよう、そんなことを耳にすることはあります。それが大人のわがまま、昔からの単なる慣習だったら子どもにとっては必ずしもよいとはいえません。
学校のお遊戯会や音楽会でそれぞれの子ども達に役割をもたせて皆で発表をする機会をつくってあげることは、大人として大事な役割の一つでしょう。小さいかもしれませんが、子どもが活躍できる場所です。発表会は苦手だ、という子もいるでしょうが、役割があり役割をまっとうしようとする、これは非認知能力の視点からとてもよい事でしょう。
自治会等で、毎年のお祭りで子どもがかりだされることもあります。長年続く伝統の祭事での出演や子どもが描いた絵の展覧会などその重みや内容はさまざまでしょう。そういうのが嫌な子もいるでしょう。でも子ども達の活躍の場であることには違いありません。
しかし、お祭りの準備にあたり子どもたちにも役割をつけて手伝わせるようなものはどうでしょう。ボーイスカウト、ガールスカウトのように自律性やリーダーシップを育てることを目的にするのならまだしも、行政機関のように言葉だけ巧みにその気にさせ実態はたんに手が足りないから人手としてかりだされているのであれば、それは活躍の場とはいえないかもしれません。
子どもが習いたいといって主体的に通っている習い事であれば、発表会があるものもあるでしょう。発表会の場は、活躍の場と言えるでしょう。
さて、いままで紹介してきた子どもの活躍の場や、他人の誰かが用意してくれたものです。子どもが活躍する機会は全部他人任せでよいのでしょうか。親自身ができることはないのでしょうか。
お家でつくる活躍の場
お家でも子どもの活躍の場はつくることができますので、子育てやお仕事で毎日てんてこ舞いだと思いますが、ぜひ作ってあげてください。
お風呂掃除担当のように家事の一部を子どもに任せるのは活躍の場とは言いにくいでしょう。
例えば、子どもの作品展なら簡単に家でもできるでしょう。絵を描いたり物をつくることが好きならいろいろな創作物ができることでしょうから、上手にできたねとほめて終わるのではなく、何点か集まったら家で展示会をして、お客さんとして展示会にきました、という遊びをすることもできるでしょう。子どもが、えっへん、と思えるものならそれは何でもよいです。物語を考えるのが好きなら、次の家族旅行のプランナーをお願いするのも一つです。
まとめ
本ブログで紹介する234番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「子どもに活躍の場所を」です。
いくら子どもの才能を見出しても、それを活かす場、活躍できる場をつくってあげることが必要で、家でもそういった機会はできることを説明しました。他人任せにせずできることから始めてみてください。
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