なんでそんなわがままをこの子はいうんだろう、そう頭を悩まされているママ・パパに大胆な提案です。一度そのわがままを叶えさせてみてください。すると満足してもうそんなわがままを言ってくることが激減していくかもしれないんです。詳しく解説します。
ご飯の前におやつを食べたいと言ってきたら?
子どもはお菓子が大好きです。小さいときはせっかく栄養のことを考えて作った料理よりもお菓子を食べたいとせがむ子もきっといると思います。何を隠そううちの子もそうです。
もう少しで夕食の時間なのにお菓子を食べたいと泣きわめいていたらどうしますか?もうちょっとでご飯だから待ちなさい。ご飯を食べ終わったらデザートでにお菓子を食べなさい、そう子どものことを思って言い聞かせてもきっと聞いてくれておとなしくなることもないでしょう。
こんな時どうしますか?毅然とした態度をつらぬくもよし、お菓子をあげるのもよし、です。え?この状況でお菓子をあげるのってどうなのって思われたかもしれませんが、意外に悪くない選択肢です。
夕食前のおやつ
おやつの時間ならまだしもおやつを食べてご飯が食べれなくなることは、子どもの体のことを考えて絶対に避けたい、と思うのは親心でしょう。時に子どもは理屈でどうのこうのできないこともあります。
うちの子も夕食前によくお菓子お菓子とねだってきていました。毅然としてお菓子をあげないととても悲しそうな顔をして泣くこともありました。そんなこんなが続いたので夕食前に一度お菓子をあげてみました。ただし今回は特別、ちゃんとご飯を食べてからお菓子を食べるんだよ、としっかりと説明したあとにです。
味をしめたのかその後何回か夕方にお菓子をねだってくることがありましたが、あるときそういえばお菓子をねだってこない、ということに気づきました。お菓子が欲しくなったら夕ご飯を食べたあとにデザート頂戴というようになっていたのです。
例えば10年間、一日に3食とるとすると約1万回食事をすることになります。1万回です。お菓子のことでいつもケンカが絶えないのであれば、1万回のうち5回くらいお菓子を夕食前に食べさせてあげてはどうでしょうか。
1万回のうちのたった5回です。けっこうカケの部分はありますが、子どもは欲求が通り満足してその後は親のいうことを素直に聞くようになることもあります。
ダメという言葉で子どもの欲求を押さえてしつけないこの方法は長い目で見ると意外に有効なこともありそうです。
肉を切らせて骨を切る
子どもも歳をかさねるごとに欲求が大きく強くなっていきます。子どもに言うことを聞かせるために、いったん親が引き子どもの欲求をかなえることで次に親の欲求をかなえるという方法があります。
言葉だけで行動を制限するだけではないこういった方法も困ったら使ってみてください。他にはこんなシーンでも使えそうです。
- 夕食前のお菓子のような問題は他にもありそうです。
- 宿題前のゲーム
- 就寝前のテレビ
- 歯ブラシ後のお菓子
- 夕食後の外出
- 朝のアイスからの夜のアイス
他にもいろいろあると思いますが、ダメという言葉だけではなかなかいうことを子どもが聞いてくれないシーンはまだまだありそうです。
まとめ
本ブログで紹介する245番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「欲求を叶えれば言うことを聞く」です。
子どもにダメダメいってしつけるのではなく、ダメなことも一度させてみて欲求を満たしてあげた後に子どもがいうことを素直に聞くこともある、ことを説明しました。夕食前にお菓子を食べさせるということは勇気がいることかもしれませんが、長い目で見れば子どもの非認知能力にも良い側面もありそうです。
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