日本人はアートは買わないけど展覧会には行くという特性があるみたいです。たしかに、私も大金をはたいてアートを買っていませんが、絵のことなんて何も分かっていませんが、シャガールのなんとかという絵が日本に上陸、なんて広告に惹かれて行列にならんで絵を見に行ったものです。
アート鑑賞は子どもの非認知能力を伸ばすうえでとても良いのでおすすめ、とはよく言われていますが、子どもがぜんぜんアートに関心がなくて困っている、なんて方へヒントを紹介します。
アートは教育にいいとはいうけど子どもは別に関心はない
アート鑑賞にお正解はありませんし、どう感じるかは見る人次第です。だいたんな表現は自分の既成概念を見直すきっかけになることもあるでしょう。そういう意味では確かに「理論上」は子どもの教育に良いのでしょう。
でも実際問題、展覧会に子どもを連れて行っても興味ないのでしょうね、つまらなさそうにしているし、感想も特にないし、いくら親がこの絵はどうのこうのと説明したところで、興味のないまま、ということはありませんか。
こうなる対策として事前にこれから見に行く絵の学習をしておけば、興味があがるという方法もあるようですが、興味のない子はないままということもあるでしょう。これは全部我が家の経験でもあります。
親の助けをお願いする
アートは確かに感性を高めるには良さそうだというのは、個人の経験的にもそう思うので、子どもにも有効にアート鑑賞を活用したい。でも興味のない昔の絵を見ても何も感じてくれない。どちらかというと鬼滅の刃とかすみっこぐらしといった最近の絵のほうがよっぽど関心があるわけです。
こんな時に、ママ・パパを助けてくれない?とお願いしてみるのがけっこうアートに目を向けてもらうために有効です。具体的に紹介します。
①ママ・パパはアートが好きと伝える
まずは、ママ・パパはアートの鑑賞が好きなんだ、と子どもに伝える。アートとは絵や彫刻や色々ありますが、特に絵はスマホでも簡単に見ることができるので気軽でおすすめです。
②最近感じる力がなくなっているんだと悩みを共有する
自分は子どものように感性が豊かでなくなってきたのでちゃんとアート(絵)を見ることができないんだと悩みを子どもに打ち上げる
③どう感じるかを教えて欲しいとお願いする
雑誌の一ページでもスマホの画面でも何でもよいので実際に絵を前にして、どう感じるかを教えて欲しい、とお願いします。
ここまでやって子どもが絵をみて思うことを発言し始めたら、感謝を伝えて、こういう視点でみたらどう感じる?といった感じで続く限り話を深掘っていけばいいでしょう。
人が描かれているなら、この人は何を思っているのだろう?どういう気持ちでいるのだろう?ここで何をしているんだろう?とこんな感じで大丈夫です。
親の助けになってほしいとお願いすることを入口にすることで、アートを拒絶せずに少しずつでも関心を持ってもらえると思います。見たくもない絵をみさせられてほら感性をあげろ、と強要するのは、その子によっては苦痛ということもありえます。
まとめ
本ブログで紹介する233番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「アート鑑賞はまずは親の助けから」です。
アートが子どもの教育にいいからといって鑑賞を強要するのではなく、まずは親の鑑賞の手伝いをお願いすることが関心を持ってもらうためのきっかけになるかもしれない、と説明しました。アートっていいですよね。
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