自分の人生を自分のために生きていない感を感じない大人になるために、子どもが小さいときから実感させてあげたいことの一つがコントロール感です。自己肯定感を高めることににもつながりますので、コントロール感を子どもが感じてもらえるために親ができることを紹介します。
日本人に欠けているコントロール感
日本人は自己肯定感が低いと言われています。私もおそらく低いのだという実感はあります。これは個人の問題というより教育や社会によるところが大きいと思います。
親のいうように勉強し、学校の先生がいうように勉強して、親がいうような所に就職する、振り返るとそういう人生を歩んでいる人も少なくはないでしょう。これでは自己肯定感が高くなるわけありません。だって、自分の人生の方向を自分の努力と自分の意志で決めている感じがほとんどありませんよね。
例えば、このことをコントロール感がないと呼ぶとするのであれば、コントロール感は大人だけの特権ではなく、子どもにも必要なものです。子どもの非認知能力を伸ばしてあげたいのであれば、ぜひコントロール感を実感させてあげてください。
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子どもに自分で決められてる感を
子どもは大人と違い、それほど自由度はありません。朝起きる時間、今日一日食べるもの、就寝する時間などたくさんのことが決められています。今日は疲れたし歯磨きをするのをやーめた、ということは大人には許されても子どもには基本許されません。自由と責任はセットです。まだまだ責任がとれない小さいうちは自由が少ないのはしかたありません。
さて、限られた自由のなかで、どうコントロール感を感じてもらえばよいのでしょうか。よく思い出してみてください。毎日の中で、子どもに判断を任せてもそれほど影響がないことを。そういうシーンでは積極的に子どもに任せてみてはいかがでしょうか。
例えばこういうシーンがあるでしょう。
- スーパーでお菓子を買おうとしているとき
- 週末の予定を決めようとしているとき
- スーパーでトマトを買おうとしていてどのトマトを買い物かごに入れようか迷っているとき
- 明日着ていく子どものを服を決めようとしているとき
- 今日の入浴剤を湯船に入れようとしているとき
- 公園に行って何して遊ぼうかと思ったとき
- 今日の夜の献立が決まっていないとき
- 久ぶりの外食。どこのお店に行くか迷っているとき
もっともっと挙げることができるでしょう。こんな日常のささいなシーンでもよいのです。どんどん子どもに頼ることで、子どものコントロール感の実感が高まってくるでしょう。子どもが大きくなってくれば、家電買い替えのときにどの家電にすればよいか任せてもよいでしょう。任せられることも大きくなってくることでしょう。
そうやって小さいうちからコントロール感を感じさせていくことで、大きくなったときに自分で人生の方向を決められていると実感できてくるのではないでしょうか。
まとめ
本ブログで紹介する235番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「大事なコントロール感」です。
子どもが小さいときから子ども自身が、自分の人生、ひいては毎日の生活を自分がかじ取りしている感を感じることの大切を説明しました。お家で親が子どもにしてあげられることも紹介していますので、ぜひ実践してみてください。
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