あなたのだめだからと、今しないと将来大変だからと脅しながら子どもの未来のために時間を使いすぎることはおすすめできません。もちろん大事なことではありますが、今しかできないこと、今やっておかないといけないことにも、ちゃんと時間をさくべきです。
今しかできないこと
子ども禅が必要だとか、マインドフルネスが必要だとかいうつもちは全くありませんが、まさに今に集中することはけっこう大事なことです。自分ではどうすることもできない未来やすでに起こってしまった過去をいくら心配したってどうしようもないことだってあります。人は不安になることはよくありますが、たいていの不安は実際にはおきません。
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今に集中するというのは、子どもの非認知能力を伸ばしていくという視点では、今しかできないことを行うということです。具体的にどういうことか説明します。
未来のためだけに動かない
親なら子どもの将来を気に掛けるのは当たり前です。だからこそ、今のうちから英語を勉強しておいた方がいいとか、今のうちからいっぱい勉強しておいたほうがいと思うこともあるでしょう。今からやっておかないとあとあと大変なことになるから、という理屈です。
未来に必要となるスキルや能力を小さうちから時間をかけてじっくりと伸ばしていってあげることは決してわるいことではありません。しかし、本来今やっておいたほうがよいことを、おざなりにしてまで未来のためだけに時間を使うのはおすすめできません。
これは老後が不安だからと最低限の生活費以外は全て貯金に回すこととよく似ています。元気なうちに子どもが小さいうちだからこそできる体験や経験を犠牲にして将来のために貯金をする。たしかに老後にはいくばくか安心した貯金額があるのかもしれませんが、本当にそれでよいのでしょうか、ということです。
子どもの場合は、英語が多少できなくても勉強が苦手でも、小さいうちは体を使っていっぱい遊ぶことが大切です。遊びの中には非認知能力がぐんぐん伸びる機会がたくさんあります。また、親からたっぷり愛情をもらうことも小さいうちは大切ですので、親子の時間をいっぱいとってあげたいものです。こういったことを犠牲にしてまで将来のことに時間をさくべきではないと思います。
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まとめ
本ブログで紹介する240番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「今必要なことを行う」です。
未来に投資することも大事な事ですが行き過ぎず、今しかできないこと今やらなければいけないことをしっかりすることもまた子どもにとっては大切です、と説明しました。英語は大人になっても習得できますが、子どもの小さい時間は二度と戻ってきませんよ。
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