子どもが小学校に入ると幼稚園とはまったく違う環境にとまどい、親の苦労も増えることでしょう。集団行動が苦手で遠足とか社会見学に行きたくないという言う子もいるかもしれません。
親としては社会性を身につけさせたいと思うでしょうからなんとか行かせたいでしょうが、行きたくない子どもと行かせたい親でいつものケンカになっちゃうこともあるでしょう。こんなときは、3つの視点で話し合ってみるのが効果的です。
3つの理由を聞いてみる
自分の気持ちを複数の視点から理解し言葉にするということは、客観性や自分の気持ちを知るといったことができ、非認知能力を伸ばすうえでとても大事なことです。嫌なことがあったときこそ成長できるチャンスだったりもするんですね。
子どもが気乗りしない時に子どもに聞く3つの理由は、①行きたくない理由、②行ってもよいかもしれない理由、③行ったほうがよい理由、です。まずは気持ちにあるこの3つの理由を見える化してみましょう。例えば遠足に子どもが行きたくない、という時はこんな感じになるでしょうか。
行きたくない理由
仲の良いお友達もいないし、お友達と合わせるのは疲れる
行ってもよいかもしれない理由
行った先でお絵描きをする時間があるので、絵は描いてみてもよい
行ったほうがよい理由
家族では行けない一般開放していないところに特別に行けるのは貴重
これは親が決めるのではなく子どもの気持ちを見える化しなければなりません。行きたく理由の方が圧倒的に大きいのでしょうが、行ってもよさそうな理由もありました。親ができることは言葉巧みに遠足に行っても良い理由を大きくすることではありません。そっと、行っても良い理由に目を向けてあげましょう。
万能な方法ではありませんが、行っても良いかもというきっかけには十分なりえます。
他にも使える3つの理由の方法
仕事じゃないので、子どもがぐずりだすたびにさきほどご紹介した方法は使えるものではありませんが、他にはどういったシーンで使えるでしょうか。
- 例えば習い事の発表会にはどうしても出たくないといったときや
- 習い事の合宿にはいきたくない
- バスに乗って社会見学にいきたくない
- たくさんのお友達と(親も一緒に)地域のお祭り・イベントに行きたくない
- たくさんのお友達と遊園地に遊びに行きたくない
共通しているのは1年に何回もなく前もって予定が分かっているようなイベントのときです。
どうしてよ、と感情的になるのではなく、落ち着いて向き合いながら3つの理由を子どもと話してみると光明が見えてくるかもしれません。
まとめ
本ブログで紹介する232番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「行きたくない時は3つの理由」です。
遠足に行きたくないことを例に行っても良い理由を引き出しそこに子どもの目を向けさせることが親ができることだと説明しました。大人だってこの人たちと食事に行きたくなってこと山ほどあるでしょう。子どもだってあってもおかしくありません。
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