比較するのは過去の自分の子ども
周りの子どもや自分の小さかったころと、自分の子どもを比較して優劣をつけるのは、もうすぐにでも強い意志で止めましょう。これは子どもの非認知能力を伸ばすためにはとても大切なことです。
勉強や運動など人間の持つ側面のわずか一つや二つの面を見て、自分の子どもがあの子に、今時点で、劣っているからと言って人間として負けているなんて親が思うのはもってのほかです。勉強で負けていても自分の子どものほうが思いやりがあるかもしれません。また今は勉強で負けていても来年はその子よりいい点数をとれているようになっているかもしれません。こんな比較で優劣を感じるのはまったく意味がありません。
比較するのは、過去の自分の子どもと今の自分の子どもです。人間には個性があります。個性をよく見てあげて、今の方が成長したことやよくなったことを見逃さず褒めてあげてください。
特に子どもが小さいうちは、周りのこと自分の子を比較して優劣をつけることは全て止めてもいいと言っても過言ではないと思います。子どもにはたくさんの可能性がありますし、たくさんの特徴があるから個性があるわけですし、一部の要素(学力、顔面偏差値、運動能力など)だけ注目することも、子どもの非認知能力を伸ばす上で、どれだけ意味があるのか疑問です。
人としてデコボコがあるのはふつうのことで、デコボコを全部まるっとその子なのであって全部をみとめ受け止めてあげるのが親には求められます。
育児の金言~その5
本ブログで紹介する5番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「他の子と自分の子どもを比べない」です。私たち親世代は、周りと比較し続けてきた人生な方も多いと思うので、簡単にできることではないでしょうし、無意識に比較してしまっている人もいるでしょう。親も子どものために頑張りましょう。
例えば自分なり上手に絵を描けたから見てみてと持ってきたときに、お友達のほうが上手に描けているからもっと頑張りなさい、なんて突き放したら子どもはどういう気持ちになるでしょうか。絶対そんな対応は止めた方がいいですよね。
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