非認知能力を伸ばしたいならマウントはNG
私たち親世代は、どうしても誰かと比べたがりますし、小さくてもマウントをとりたいと思ってしまいがちです。これはそういう教育を受けてきたので仕方ありません。
しかし、子どもの非認知能力を鍛えるうえで、お友達と比べてマウントをとらせる必要は小さいうちはほとんど必要ありません。何においても誰よりも優っている人がいったいどれくらいいるのでしょうか。ましてやそれが自分の子どもである可能性はどれくらいあるか冷静に考えるべきです。
誰よりも運動ができて、頭が良くて、学校のテストも常にトップ、ルックスもよ最高、オシャレで、家の財力は申し分ない、絵を描いたらプロ級、歌声は歌手なみ、そんな子どもがいったいどこにいるのでしょうか。何かにおいて周りの子より出来る子はたくさんいます。だからといってその点だけを見てその子は優秀だと決めつけるのはナンセンスです。むしろ、誰かと比較して優秀だ優秀だという面ばかり見ていて自尊心を高めていると、本当はすぐそこにある誰かより劣っている面が見えてしまったとき、その子のプライドはズタズタになるものです。こういう未来が見えている以上、ある面だけ見てマウントをとらせるのは、その瞬間はよくてもその子のためにはなりません。
お友達批判はマウントをとることに通じる
話の流れでつい子どものお友達のことやお友達の家のことを悪く言ってしまうことありませんか。外では褒めているのに家では悪く言う。子どもはしっかり聞いていて、親に対する信頼関係に悪い影響がでてしまいます。
家の外でも中でもお友達の悪口を親が自ら口火を切って言うことは止めましょう。人間にはいい面も良くない面も両方あるのが普通です。子どもも親と一緒に悪口を言い始めたら目もあてられません。なぜなら、悪口をいうということは、その点において自分は優れていると比較して確認しているようなものです。しかも人の悪い面ばかり見る癖が子どもについてしまうと、さらに良くないことになりかねません。自暴自棄になったり可能性を信じて前を向いて頑張ろうと思ったりそういうスタンスをとりにくくなってしまいます。
金言~その15
本ブログで紹介する15番目の非認知能力を伸ばす育児の金言は「お友達を批判することは言わない」です。悪口をいうのは止めましょう、と盲目的に思うのではなくて、悪口をいうことは、他人と比較してマウントをとって自分の優越感を感じるようなものだと、理解するとこれは子どもの非認知能力を伸ばすためには、絶対やめたいものだと分かると思います。
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